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フィットネスin男抱山

アーカイブ:宇都宮近郊の山達  日時: 2007年07月01日 16:38

 どうも週末に思わせぶりに晴れ間がのぞくので誘惑的でいけない。 土曜日は仕事だったので良かったのだが。

 午前中の青空が見え隠れする時間帯に、先週のツーリングで濡れたカッパやその他装備をしっかり乾かして、ついでにバイクも洗車してしばし乾燥。
 昼頃から雲が多くはなってきたものの、天気予報やウェザーニュースを見ても広域的に雨雲は発生していない模様。それならば足腰のトレーニングにちょっとだけ登ってきましょう!と男抱山へGo。

 反時計回りコース(東回り)を立ち止まり休憩なしのノンストップ約20分で山頂到着。初めて登った時は40分かかったので我ながら脚力の進歩を感じることひとしお。
(というか以前が体力無さ過ぎ)

 頂上からの田んぼ風景は稲穂が充分成長して、一面の緑の絨毯。なかなか絵になる。今度は稲刈りの時期にまた登ってみたいものである。

 さて山頂で一休みして、今日は富士山への鞍部から北へ降りようと思い、山頂からどんどん高度を下げていく。もう一くだりで鞍部というところで、「ブーン」という重い羽音が聞こえた。
 スズメ蜂が道の至近距離で八の時に飛んでいた。距離的にはまだ5m以上は前方であったのと、蜂も単独だったのでこちらには気づいていない。取りあえず脱兎の如く今下ってきた急坂を一気に登り返す。単独行は静かなので周囲の音に集中出来て良いかもしれないが、グループだとこういう時に気が付くのが遅れるかも知れない。

 困ったな。あそこを通れないとすると今日はピストンで下山か。2~3分待ってゆっくりと偵察よろしく先ほどのポイントまで降りる。するとやや飛行ポイントが移動してはいるものの、やはり熱心に八の時を描き続けている。この時期巣作りの早い段階なのでそう凶暴な訳では無いと思うが、八の時に飛ぶということは何かを観察中に違いない訳で近くを通って刺激するのは得策でないと判断し撤退決定。

 いつも気になっていたのだが、山頂北側を巻く道があって、かなりしっかりした踏み跡がある。折角なのでちょっと覗いて見ることにした。

 20~30m進んでみても踏み跡は全く薄くならず、どんどん高度を下げていく。有る程度下がると明らかに植林地内の作業道のようである。下草が無いので足元も比較的安心だが、何せ直登(降)なので結構な斜度である。今日はGPSを持って来なかったが、この周辺は春先に外輪尾根を探検しており、また国道や高速を走るクルマの音が良く聞こえる。地形はほぼ頭に入っているので不安はまったく無くどんどん降りていく。

 途中、道から離れた樹の幹の枝わかれした所ににヘビがとぐろを巻いて涼んでいた。マムシでは無かったので気にせずスルー。一瞬写真でも撮ろうかと思ったがやはりためらわれた。山の中でヘビと空間を共有するというのも結構張りつめたものがある。

 一旦降りきったところで更に作業道が複雑に交差する。ここでコンパスで確認をしてR293方面を目指すと若干薄いながらもなおも踏み跡が続く。沢を越えるとやや広い所に抜け、向こう側に建物が見えてきた。「星降る丘キャンプ場」のようだ。

 結局鞍部から北に降りてきた道と合流したので、今回のルートはショートカットコースという訳だが、そのうちまた冬の低山シーズンにGPSを携帯して下ってみる予定である。

 男抱山のような登山者の少ないエリアは、夏の間は蜂やヘビなどの動物達、本来の住人達のものになっているのだ。運動不足解消に、手頃な男抱山をフィットネスクラブ代わりにしようという甘い考えは、どうやら山の住人達に却下されたようである。

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コメント (5)

Non:

 こんばんは。日曜、トレーニングに行かれたんですね。確かに登頂までの時間短縮を
感じられるのは嬉しいですよね。私も男抱山など近隣の里山をを2度、3度と歩くうちに、
あー、最初の頃は何て脚力がなかったんだろう・・・と痛感しました(^^;)
 ところで山頂北側、私が一度間違えて下りかけた方です。けっこうな急坂と記憶して
います。やはり作業道がそのままつながっているんですね。いつか冬にでも、
コンパス持って行ってみようと思いました。

まっちゃん:

Nonさん。こんばんは。

そうですよね。山頂北側はあれだけしっかり道が付いていると降りたくなっちゃいますよね。
しばらく一気に降りてテラスのような平坦なポイントの後また一気に降りていく感じでした。

地形図を見ると、丁度山頂の真北に張り出した尾根を真っ直ぐ降りたようです。
降りきった左手(西側)にぽこっと小ピークが見え、等高線が緩くなったところで地図に載っていない作業道が何本か出てきて、右手(東側)にこれまた地図には無い沢がありました。

この沢のあたりで、比較的大きめな動物がこちらに気付いて草木を揺らして去っていくのを確認しましたが、このエリアだと何がいるんでしょうね。
ちょっとびびってしまって、あーとかうーとか大きな声を出しながら通過しました。
(笛はいつでも出せるところにしまっておかないと駄目ですね)
もっともR293が目と鼻の先なんで野犬とかそんな程度のものだとは思いますが。

プー吉:

おはようございます!

ツーリングに行ってきたばかりなのに間が無く登山ですか! 
タフですね(^_-)

まっちゃん:

何せ体力があまり無いもので、歩きを2週間あけちゃうとまた元に戻ってしまいそうで不安・・・

というのはともかく、単にどこか行っていないと居られない性分なのかもしれませんね。
30歳台後半は年間のかなりの日数を泊まりの出張で出歩いていた時期がありましたが、そのころは休日と言えばとにかく家から一歩も出たくありませんでした。最近は出張も少なくなって仕事もいくらか楽になってきたので逆に家にじっとしていることが少なくなりました。

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