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久々の家族山行

アーカイブ:前日光の山達  日時: 2007年08月19日 18:25

 家内と娘の3人で久々に山へ行く。
山といってもハードなところは避けて涼しい所をチョイスしていき、前日光牧場、横根山(よこねやま){1372m}・井戸湿原となった。

 宇都宮より車を西へ走らせ、粕尾峠にさしかかるとどうも上空の雲が厚い。時折青空がチラと顔を覗かせるので、まぁ何とかなるだろう。

 無事前日光牧場のハイランドロッジに到着し、次々とガスが通過していく中を出発。一旦車道を戻り放牧地脇の山道へ入る。

 道は若干草が茂ってはいるものの、良く整備されていて何の問題も無し。途中、ツツジであろうか、トンネル状になっている箇所がいくつかあり、花の盛んな時期に来たらさぞ素晴らしいだろうと思った。

 道の勾配は緩いが地面が湿っており、空気の湿度もかなり高い。べっとりとまとわりつくような湿気を感じながら登るがまぁまぁだろう。ただ、一つだけ問題が・・・

 虫虫虫。それもアブ。

 虫除けジェルを塗ったので蚊は問題無し。小さな蜂も特に問題なし。トンボは一杯飛んでいるけどこれも風情あってよし。
 ただ、アブだけが油断禁物。一度だけ吸血されかかって慌てて振り落とすも執拗な攻撃。
 虫慣れしていない娘は終始大騒ぎしていた(^^;

 私が子供の頃、祖父の田舎(伊豆大島)で海に泳ぎに行くと、いつも海岸でアブの集中攻撃を受けていた。吸われたところからあちこち血を流していたことが思い出された。なに、海に入ってしまえば塩水で消毒されてしまうもの。あの頃は結構アブ慣れしていたが、さすがに暫くぶりに遭遇すると嫌な奴である。

     
ガスが通り過ぎていく    一旦車道を戻り・・・    横根山までの樹のトンネル

 さほど歩くことも無く横根山山頂へ到着。先ほどからのアブの攻撃が執拗なのと眺望が殆ど無いので、記念写真を撮るのみで急いで井戸湿原へ向かう。

 湿原手前で、シカ除けフェンスを開閉して進む。シカの食害から湿原を守る為とのことだ。湿原を通過し、象の鼻に向かって高度を上げていく途中にもフェンスがあったので、かなり厳重に周囲を囲っているようである。

 湿原は花一杯という感じでは無かったが、そこここにひっそりと咲く花が美しかった。年々水量が縮小しているらしいが、こういった貴重な資産は是非守って行きたいものである。

 湿原の周回コースから道をわけ、象の鼻へ向かう登りを進む。やはりかなりの湿度で、斜度はともかく蒸し暑さが体に堪える。時折家内が呼吸を整える為に、ちょっと立ち止まりながらゆっくりと進んでいく。前回、丸山登山で足を滑らせて購入を決心した家内のトレッキングシューズも調子が良いらしい。何よりである。程なく象の鼻へ到着だ。

     
横根山    井戸湿原    象の鼻

 象の鼻展望台で昼食をとる。先客のハイカーがガスの晴れるの待ち続けていたようだが、とうとう叶わず出発していった。
我々も食事をしながらどうにか・・・とねばっていたが、やはり瞬間明るさが見え隠れするものの日光方面への眺望は望めなかった。まぁ周囲一体が牧場なので開放感があり、そこそこに気持ちが良いので取りあえず満足かな。空気の澄んだ秋~初冬にまた是非歩いて見たいエリアだ。

     
象の鼻展望台    前日光ハイランドロッジ方面    同 左

 象の鼻からは、放牧されている牛を眺めながらのんびりと砂利の林道(一般車通行不可)を歩きハイランドロッジへ戻る。

 ハイランドロッジでは、何やら「歌おう会」のミーティングが開催されている。
ギターとアコーディオン、まるで「山声喫茶」のように自慢の喉を披露する中高年のグループである。
聞けば群馬のほうのグループであり、時々ハイランドロッジを借りてミーティングを行っているらしい。次回は10月とのことだ。
いかにも団塊の世代以上的な顔ぶれと、高原に明るく響く歌声は結構似合っていると思った。

     
象の鼻展望台より    前日光牛?   

概略コースタイム
ハイランドロッジ発(10:25)-横根山(11:14)-井戸湿原(11:30)-象の鼻着(12:11)-昼食-象の鼻発(12:36)-ハイランドロッジ着(13:05)

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コメント (2)

せろー:

こんにちは せろーです。

まっちゃん家族登山の前日 18日午後6時頃に 古峰ヶ原高原 深山巴の宿経由で象の鼻展望台にたって 日光の男体 女峰 高原山 足尾の皇海 庚申 群馬の赤城 遠く妙義の山々を眺めながら 夕日の落ちるまで夕涼み方々楽しんできました。この日は視界良好でしたよ。

帰りは 粕尾峠のワインディングをセローで軽快に下ってきました。
ただしヘルメットのシールドには 虫の激突跡がたくさん付着しまったのは困り者でした。今日も単独ツーでした。

まっちゃん:

せろーさん。こんばんは。

えっ!一日違いでしたか。
うーん。象の鼻で夕日というのもなかなか粋。
すぐ帰れるので確かに穴場かもしれませんね。
下山するのに時間がかかるんじゃ夕日見てからというのはキビシイかもしれませんが、あそこだっら駐車場まですぐですものね。
逆に朝日を拝むのもアリかもしれませんね。

せろーさんは古峰ヶ原からのアプローチで帰りは粕尾峠ですよね。
バイクは何処に駐めたのですか。もしかしたらバイクで古峰ヶ原からですか?

古峰ヶ原~粕尾峠間の道がいよいよ平成20年秋に開通ということですが、昨日見たら結構オフ車の人はゲート超えて走ってました。
30年近く前に学生だった私は古峰ヶ原側の工事予定区間のほぼ山道を、トライアルもどきで走ったことがありました。タイヤが空を向くような転倒を何度かしながら、今から考えるとかなり無茶でしたが、楽しい思い出です。

それ故開通は感慨ひとしおです。

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