今週末は悪天候の予報なのに金曜日頃から好予報に転じる。どうにも天気予報が信用出来ない・・・もとい、「季節の変わり目は難しい天気が続く」というのが正しいのだろう。
あまりにものツーリング日和に誘われて久々の「午後から」散歩に出かける事にした。ふと思いついた行き先は、古峰神社から先へ伸びる工事中の林道の開通延伸状況視察。さてさてどこまで工事が進んでいるのやら。3年前に古峰ヶ原峠から先はまさに道路工事中だったのが記憶に新しい。
古峰神社の前、左手に昨年4月に開通した「林道前日光線」をやり過ごし直進する。路面が若干ウエット気味だ。宇都宮を出発した時の青空もどこへやら、山の頂にはすっかりガスが掛かっている。樹林に覆われて鬱蒼とした道を落ち葉に気をつけながら慎重に進む。
程なく一つめの通行止めゲートだが、ゲートはワイドオープン。3年前もこの先はまだまだ走行OKだったので気にせず進行する。先ほどから同方向に向かう車もUターンしてくる気配は無い。ゲートを超えて暫く走ったあたりで、ガスが美しかったのでバイクを駐める(下写真左) 場所
舗装路が途切れるとそこは古峰ヶ原峠だ。驚いた事に小型の観光バスが停まっていた。井戸湿原方面へのハイカー達を乗せてきたのだろう。自分も通行しているので大きな事は言えないが、通行禁止区間をバスで走るというのもいささか困った話である。
古峰ヶ原湿原はだいぶ茶色く色づいてきている。もう少しで山肌も装いを変えていくのだろう。思わず歩きの虫がうずき出す。
ここからは砂利道になるが道幅も広く、よく圧延された砂利なので問題無いだろう。通行止めの看板は片隅に寄せられている。3年前は斜面が削られダンプが次々と砂利を運んでいた場所だ。ちなみに30年前のここから先は、細い砂利の尾根林道の両脇にススキが揺れていた記憶がある。そこを50ccのオフロード車で走った10代の自分が懐かしい。
砂利のコンディションは良いとはいえ大型ロードバイクには優しくない。慎重に行かねばすぐ足元をすくわれてしまうのだ。ゆっくりゆっくりと進み、ふと見れば色づく樹々が美しい。場所
古峰ヶ原神社先 | 古峰ヶ原峠からの砂利道 | 色づく樹々 |
行く手をゲートが完全に阻む。橋が工事中なのだ。よく見ると右側に迂回路がある。というよりもこちらが本来の旧道なのだろう。更に右に足尾方面への古い林道を分ける。
ぐるっと廻り南側から撮ったのが下の写真中だ。 場所
ここを過ぎるとまもなく舗装路が見えてきて、やれやれ粕尾峠側に抜けたかかと思ったのも束の間。また道が荒れ出して遂にぬかるみになってしまった。 場所
粕尾峠から前日光高原へ抜ける舗装路まであと1Km位というポイントである。残念!
工事用の車両や重機が入ってきているが、さすがに重量オンロードバイクではここが限界だ。途中対向してくるオフロードバイクがあったが、今日という今日ほどオフ車が欲しいと思ったことは無い。
既に道路にうっすら積もっている泥に気をつけながらUターンを試みる。道幅はUターン出来るギリギリだ。ここでバイクを倒してはしゃれにならないので慎重に慎重に刻むように向きを変えていく。何せ車重が車重だけに一瞬のズリや傾きがソク立ちゴケに繋がるのは先日経験済みである(^^;
色づく樹々 | 途中こんな箇所が二カ所ある | こりゃ駄目だ!撤退 |
来た道を戻るのはとかく敗北感が伴うものだが、何故か今日は違っていた。3年も経ってあれしか区間が延長していなかったのも意外だが、それでも確実に工事は進んでいるのだ。工事中の真新しい橋脚を見て「また来よう」という充実感に満たされていた。いや、その前にオフロード車で走破かな?
一旦古峰神社まで戻り、林道前日光線へ折れると今までが嘘のような快適な林間道路だ。去年の6月にここを抜けた時もガスが深くかかっていた。なかなかスッキリとした景色を見せてはくれないものだ。
日瓢鉱山が近づいてくると、直進は山の神、左へ降りればツツジの湯を経由して粟野へ抜ける道だ。前回も山の神方面は通行止めになっていたが、やはりゲートはワイドオープン。意を決していつでもUターンする覚悟で進むことにした。
ここから先の写真が無いのは撮り忘れたのでは無い。険しい山道故、路側にバイクを駐めることが出来なかったからである。家に帰ってGPSのログを見て、よくぞこんな山奥に道を付けたものだと仰天したが、走っている時もまさに奥深い山を進む感極まる。こんなところでバイクが故障したら夜はクマの餌食か(^^;
何とか幅の広い道へ接続して一安心だ。下の写真中 場所
それにしてもこんな立派な標識が立っていて古峰神社方面なんて書いてあるが、あの狭窄峻険な山道を4輪で行くのは自殺行為だ。倒木有り、道の崩落箇所有りなのだ。大体向こう側が通行止めになっているのに山の神からの進入は構わないのかと大いに疑問を持つ。
程なく県道15号へ抜けると今日の冒険は終了だ。いつも通っていた道だが、こんな所から入っていく山道があったのだ。
快適な前日光林道 | 4輪は右に行くと大変だぞう | 山の神へ脱出 |
コメント (10)
まっちゃん おはようございます。午後の散歩コース楽しんできましたね。
私はやはり少し時間が出来ると このエリアで遊んでるんですよ。
山ノ神へ出た地点から右折し 県道をすこし走り 井戸産業さんの看板の
とこを 左折するとまたまた楽しいワインディングコースで 佐野の秋山川
上流部へ出られます。秋山川上流部は広葉樹が多いので 紅葉時期も気持ち
良く走れます。
峠を下ると 神山という蕎麦屋があっておいしいらしくいつも 賑わってます。
せろー
投稿者: せろー | 2007年10月21日 07:25
日時: 2007年10月21日 07:25
このエリアはせろーさんの庭のようなエリアでしたね。
秋山川上流部へのルートはGSXでも走れそうですか?
大丈夫そうなら是非行ってみたいのですが。
それにしても、オフ車だったら枝林道見つけて取りあえず突っ込んで行けるのですけど。
ますますオフ車欲しくなってきました。
来春こそは・・・
投稿者: まっちゃん | 2007年10月21日 21:02
日時: 2007年10月21日 21:02
オフ車買いましょうよ~!
ここは私もTZR・SL223・FTR223と一緒に迷い込んで?走破しました。
古峰ヶ原まで急ピッチで工事している感じでした。
工事車両が整備していたのでゆっくり~と通らせていただきました。
お散歩にはオフかモタード楽チンで良いですよ。タチゴケも怖くないですし!
投稿者: ゴロゴロ~ | 2007年10月21日 21:41
日時: 2007年10月21日 21:41
秋山川上流部~粕尾山の神 GSXで走れますよ。一度走ってみてください。
何なら ご一緒しますよ。
せろー
投稿者: せろー | 2007年10月22日 21:12
日時: 2007年10月22日 21:12
ゴロゴロさんの言うとおり、オフ車購入薦めます♪
パワーはリッターバイクには到底及びませんが
何処でも走れるっていうがいいのです。
林道は楽しいですよ(^▽^)
投稿者: スミタチ | 2007年10月22日 21:50
日時: 2007年10月22日 21:50
>せろーさん
秋山川上流部情報ありがとうございます。
なかなかタイミングを合わせるのが難しいかもしれませんが、機会がありましたら是非ご一緒したいです。セローさん秘蔵のコースご紹介下さい。
>ゴロゴロさん
お読みいただきありがとうございます。
せろーさんとお二人でオフ車攻撃。もうクラクラでKO寸前です。
山に行くようになってからは特にオフ車欲しい病が加速してきているようです。
本当は今年の夏あたりに・・・と考えていたのですが、機会を得られず今日に。
中三の娘の「お受験」が終わったら来年の春にでも、通勤用兼お散歩用でまずは安い中古をあたってみるとします。
うーーん楽しみだなぁ。
晴れて入手した暁には林道の手ほどきをお二方、よろしくお願いします。
投稿者: まっちゃん | 2007年10月22日 23:10
日時: 2007年10月22日 23:10
わぉ!
このルートをGSXでいくとは、かなりのツワモノですねっ!
バイク&ぢみさん共々、ご無事でなによりでした~!
※11月3日(祝)に、塩原にある弥太郎山に登る予定です。
今のところ、メンバーは僕を含めて4人、登山口までバイクで行きます。
よろしければご一緒しませんか?
投稿者: なお | 2007年10月25日 18:55
日時: 2007年10月25日 18:55
今週は、大阪・名古屋・津、とドサ廻り(出張)して昨晩家に帰りました。
イヤハヤ疲れた。電車に乗っているだけでもイヤになります。
ところで・・・GSXであのコース。
マッディーな路面になった時、足を着いたらズルっとしてヒヤリ。
やはり巨体車にはキツイっす。
でも行きたかったんです。あの道。
弥太郎山、お誘いありがとうございます。
丁度紅葉が綺麗かもしれませんね。
残念ながら予定(先約)が入ってしまって参加することができませんが、なおさんのブログにてのリポート楽しみにしています。
投稿者: まっちゃん | 2007年10月26日 22:39
日時: 2007年10月26日 22:39
>足を着いたらズルっとしてヒヤリ
若かりしころ、信号待ちで「黒い水溜り」を発見しました。
「ん?まさかオイルじゃないよね?」
やめとけばいいのに、足をのせてみてみると、それはまさにoil!
ズルっとしてズテっとしました(笑)
>弥太郎山
それは残念!
またお誘いしますので、嫌がらないでくださいねっ♪
投稿者: なお | 2007年10月27日 17:45
日時: 2007年10月27日 17:45
なおさん。こんばんは
>またお誘いしますので、嫌がらないでくださいねっ♪
嫌がるなんてとんでもない。こちらこそよろしくお願いします。
ただ、体力が無いので相当足を引っ張る事になるかもしれないのがちょっと心配です。
投稿者: まっちゃん | 2007年10月29日 23:02
日時: 2007年10月29日 23:02