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GPSMAP60CSx購入

アーカイブ:日記  日時: 2008年06月29日 16:07
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 ハンディGPSのトップメーカーであるGarmin社よりColoradoという最新鋭の機種が発売された。

最新機種が出れば昨日までの旗艦商品も型落ちの運命となる。諸行無常の響きあり・・・なのだが、最新の機種にいつも指をくわえている自分のような購買層にはチャンスである。

 写真左の一回り大きくてごついのが今回購入のGPSMAP60CSx、型落ちである。そして右側が今まで使っていたe-TrexLegendだ。

 ハンディGPSについて仔細にここでリポートするのは控えるが、今回のこの両者の大きな違いを一言で述べると飛躍的な感度の向上である。

 自分が歩くような山域だと、スッキリ見通しの良い稜線歩きというのは全行程のほんの一部、あるいは殆ど無い場合もある。特に樹林深き山道を辿っていると、ここ一番という時にGPSを覗き込んでLostSatelite(衛星失探)の表示にがっかりすることしばしである。当然ログ(軌跡)のほうも、次に衛星を捉えた時にワープ移動してしまう。

 まだ山では使用していないが、車で試しに使ってみたところ、機体の置き方に左右されず安定した素晴らしい感度を発揮している。Legendは液晶面上側にあるセンサー部が空を向いているのがベスト受信ポジション。バイクで使う場合は見やすさを考えて装着すると若干角度がつくものの、良好な衛星捕捉状態を維持できる。だが、登山の場合はザックに付けるとどうしても機体が垂直になるので、ただでさえ衛星波が届きにくい樹林の中では最も厳しい動作環境になってしまうのであった。

 また、GPSMAP60CSxは外見からも解るように機体上部に上を向いたアンテナが出ている。ザックの肩ベルトの所に装着してもアンテナが上を向いているので衛星捕捉がしやすいらしい。
 他にも改良されている点は沢山ある。

  • PCとのインターフェースがRS232CからUSBに変わって、データの転送速度が飛躍的に早くなった。
  • メモリにマイクロSDカードを採用。今回購入品は2GBが添付されていた。事実上地図の転送にはまったく不足は無くなった。ちなみにLegendは内蔵の8MBのみで拡張不可。
  • 液晶がカラーTFT画面になった。「ハンディGPSにカラー画面なんか要らない!」と思っていたのだが、あの小さな画面に"色"という情報が加わると随分と見やすくなるものだ。最近とみに進行してきている老眼には大変心強い限りである。

 まだまだ、他にもあるがこの辺でおしまいにしよう。

 ハンディーGPSは値段が高いというのが一般的な認識であるが、実は日本語が使えないUS(英語)版と、「株式会社 いいよねっと」がGarmin社よりハードと技術の供与を受けて日本語化を施した日本語版の2系統がある。
 日本語版は、ハードウェアレベルでオリジナルを改造しているという点と、当然内蔵のソフトも日本語化しなければならない点でコストが掛かっているのは事実。また、市場規模としてはそれほど大きくはないので、投資に見合う価格設定が必要である。これらが為にUS版のほぼ倍近い価格で販売されているのが実情である。皆さんがハンディGPSの価格を見て溜息が出るのは十中八九日本語版の価格を見ているからだと思う。

 価格設定については、日本の市場が高くても売れるという市場原理が働いているような気がしているのだが、この後述べるように「日本語化」とそれに伴う付帯サービスを楯にしているのだから仕方がないのであろう。

 日本語版は「上げ膳据え膳」の誰でも使える機種。US版は使えるようになるまでいろいろ工夫や努力をしなければならない機種。ざっと言ってしまうとこんなところか。
 地図一つとっても、目の玉が飛び出る程高い値段の高精細な10m等高線付きのデータも、US版では日本語表示の壁で使うことが出来ない。ところが世の中何でも自分で工夫してしまう人がいるもので、「自作地図」なんてものもあったりする。このような先人の努力によって付いた道をトレースすることになるのだが、これもなかなか棘の道であり、あまり人の歩かない山道を歩いていくのと似ていて、一筋縄ではいかないのだ。

 説明通りにうまく行かない、あるいは説明そのものが理解出来ない、ネット情報を漁ってなんとか先に進もうとする。そんな繰り返しは、枝道に翻弄されながらも地形図と磁石を頼りに目的に向かって進む喜びとどこか似ている気もするようで、ある意味面白いと言えば面白い。
 そういう苦労をしたく無い人は潔く財布から大枚をはたいて、安心な「道」を歩くことになるのである。

ちなみに今回購入したGPSMAP60CSxもUS版である。UUD製作所のUS版GPS向けの地図と2GBのマイクロSDカードがついて5万円ちょいであった。ちなみに日本語版は軒並み12万円以上の値段が付いているのである。

 5万円が高いかどうかは個人の主観だが、少なくとも今の私にとってはお得な買い物をしたと言って良いだろう。UUD製作所の地図も、今までUS版Legendで使っていた自作地図に比べれば遙かに見やすく、等高線も20m間隔ながら表示出来る。1/25,000地形図を元に作られているので紙の地図と並べても見やすいのは言うまでも無い。

 一刻も早く山で試してみたいという気持に駆り立てられるも、気合いの入った梅雨空にただただ溜息だけを付く休日の昼下がりであった。

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コメント (4)

Non:

 こんばんは。GPSの2代目を購入なさったとのこと、まっちゃんさんの歩かれたルートと
その記録に大いに助けられて歩いている者としては、今後のご活躍&ご活用がますます楽しみです。
 ↑ Non得意の人頼り(^^)

 ところで、長い間GPSの相場は8~10万円で、それ以下はないと思い込んでいました。
そうですか~、日本語版とUS版、そんなに違うんですね。GPSを購入なさる方は、ある程度は
事前に調べているはずですが、道具を買うにしても、ただ店頭で話を聞いて勧められるままに
揃えてしまうような、そういう高齢ハイカーが値段を引き上げたままにしているのかも、とか、
そういうことを思いました。
 特に進化した電化製品に慣れている日本人は、“「上げ膳据え膳」の誰でも使える機種”
じゃないと使えなそうな… うちは、まっちゃんさんのような外付けのソフトが使えるUS版が
3万円くらいになったら…とか思うんですが、甘すぎますでしょうか(^^;)
 ちなみにNon夫はシステムをちょこっと齧っていて、私は英語が(一応、仕事にできるレベルで)得意です・・・

まっちゃん:

Nonさん、こんばんは。

正直、GarminのハンディGPSは発売時期と日本語対応か否かでかなりのバリエーションがあって、オークションなどで中古を考えるときは要注意です。

私は2回ともオークションで新品を買いましたので値段は相場からいくら安く買えましたが、見た目が一緒なのに微妙な型番の違いでえらい性能が違ったりしていて油断できません。

最近は携帯電話にもGPSがデフォルトで搭載されつつありますが、携帯の世界は課金前提でシステムが構築されていく所に違いがあります。有料でも上質かつリーズナブルな価格設定ならそれもアリだと思いますが。

おぉ!Nonさんは英語達者なのですね。羨ましい。
GPSの英文マニュアルはわかりやすいので私レベルでも大体読めます。Nonさんならバッチリでしょう。UUD製作所(アップアップダウン製作所http://uud.info/ja/)の約1万の地図を入れると最近の高感度の安いUS版でも4万くらいはいっちゃいますが、それ以下だとちょっと性能的にお勧め出来ないと思います。
もうちょっと待てばあるいは相場が変わってくるかもしれませんが。

英語と言えば、一般教養の英語の単位落として、3年の時に新入生と一緒に講義受けたトラウマが蘇ってきます(^^;


Non:

 こんばんは。御礼が遅くなりましたが、アドバイスを有難うございました。いまのところ、
GPSまでは余裕ありませんが(なんといってもNon夫のデジカメすら不安定… 苦笑)、
また購入のタイミングが来たら、読み返したいと思います。

 携帯でGPS… 考えたこともありませんでした(笑) 我が家の携帯は非常事態用で、
「うちって3Gだよね?」「うん、たしか」という会話が成り立つくらい時代遅れで(笑)
これまた次元が違うというか。Non夫が会社の携帯を持つようになったのもここ半年だし…
(本人が嫌がっていました)うちの場合は、たぶん、GPSはGPSで考えた方がよさそうです。

まっちゃん:

アドバイスというほど大したことでも無いですが、こういったものは日進月歩で価格対性能が向上していきますんで、待つのも吉かもしれませんね。

携帯は私のも未だネット契約していないのでメールすら使えません。
auなんですが、家族間で無料のCメールを打つ時も、あの小さなボタンと操作性に馴染めなくてイライラ。
職場でも自宅でも常にPCがある生活だと、どうにもキーボード以外の入力デバイスにアレルギーを感じてしまうという、ある意味時代遅れになっているかもしれません。

携帯も料金が安くなってきたとはいえ、まだまだ昔者にとっては割高感がぬぐえませんです。

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