名水百選の名高い尚仁沢湧水。近年「名水パーク」なる施設が出来て、湧水地より引き込まれた水くみ場があるのは割と有名である。自分もバイクや車で県道63号を通り、「名水パーク」にある「はーとらんど」にも幾度となく訪れ、そしてペットボトル数本程度の「水くみ」も経験したことがあった。
自分にとっての尚仁沢湧水はそんな程度の存在であったが、最近山を歩くようになってネットのいろいろな記録を調べると、尚仁沢湧水も湧出ポイントについての紹介が散見される。
「名水パーク」から30分程ハイキングコース(のような)ルートで遡上するか、車で湧水ポイントの近くまで行って少しだけ歩くかのいずれかでアクセス出来るらしい。
今回は空模様も怪しいので、家内と二人後者の楽々コースで奥地まで車を乗り入れた。
県道63号を北上し、「はーとらんど」方面へは左折せず直進。県民の森方面へ右へ分ける道も構わずに直進。程なく左へ逸れる枝道がある。入り口に「水くみ場から先は通行止め」の案内板が出ている。ここを間違えて真っ直ぐ行ってしまうとアウト。(実際今回間違えた)
左へ入って樹のトンネルの道を進むとすぐに行き止まりのゲートがある。車3台くらいの駐車スペースで先客1台。脇に詰めて駐車した。
車を降りると既に左手下方から沢の音が聞こえている。やはり鎖がかかって車両の進入を拒む砂利道を下っていくと、一面に苔むす岩が水の豊かさを物語るように佇んでいる。
尚仁沢の本流は一旦砂防ダムから流れ落ちて行く手を阻んでいるが、大きな飛び石が塩梅よく配されておりとまどうことは無い。ここを渡って向こう岸に登ればそこが湧水地である。
手前側が沢 | 苔むす岩 | 車で来たが既にこんな標高 |
上手に尚仁沢の本流があるので川の源頭では無いが、見れば確かに行き止まりの地点からコンコンと水が沸き出している。ちょっとうまい表現が見つからないが、下からポンプで吹き上げているように水面が勢いよく盛り上がり、一気に激流に変化していく。
早速持参の2リットルペットボトル2本と1リットルのポリタンに水を満たす。通年約11度という水温に手が痛くなった。
森と水に包まれた心地良い場所ではあったが、森林保護の為火気の使用を禁じられている。車へ戻り「名水パーク」へと向かった。
持参のストーブで沸かした「汲みたての」湧水で食べたカップ麺とコーヒーの味が最高であったのは言うまでも無い。
見上げると、今日も梅雨空は中休みか?先ほどまで不機嫌だった雲間から青い空が顔を覗かせている。
水が沸きだしているポイント | 湧水ランチ? |
コメント (2)
こんばんは。週末はNon夫が疲れ気味&天候が不安定という理由で、土曜は自宅でまったり、
日曜は買い物と車の定期点検でした。
なるほどー、天候の不安定な休日をこんな風に過ごすと言うのも一案ですね!
投稿者: Non | 2008年06月24日 01:22
日時: 2008年06月24日 01:22
Nonさん、こんばんは。
たまには自宅でまったりも良いものでしょう。
私も梅雨時くらいはと思っているのですが、やはりずーっと家に居る自信は無いです(^▽^)
日曜日は娘と3人で映画を観てきました。
投稿者: まっちゃん | 2008年06月24日 22:19
日時: 2008年06月24日 22:19