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鞍掛山から470m級Pを周回

アーカイブ:宇都宮近郊の山達  日時: 2008年12月07日 22:00



-- 『GPSMAP60CSx US版』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --


 ネット山仲間のNonさんのところで鞍掛山から周回で登山口西側の林道へ出てくるコースが話題になった。

 土曜日に仕事だったので、一応日曜は安息日にしたい。まぁ適度な運動も必要だろうという言い訳を自分にしながら(^^;、距離的に内容的にも丁度手頃なこのコースを歩く事にした。

 駐車地付近はもう幾度となく徘徊を繰り返しているのでもはや庭のような(大袈裟)感覚である。
 11時頃に駐車地に着くと、今日は一杯車が止まっていて駐車スペースが無い。登山口の少し先にある路側が少し膨らんだ所にパジェロミニを駐める。前回鞍掛尾根を縦走したときも此処に駐めた。丁度ミニがすっぽり収まるスペース。自分の指定席かなと錯覚したりするのもまた楽しい。

 天気もすこぶるヨシ。鼻歌交じりで植林地脇を登って行く。双体神の所でカメラを取り出し撮影すると・・・
 シャッターを切った後の液晶のプレビュー画面がおかしい。横に縞々が入っていて良く見えない。回路がバグッたのかと思って電池抜きリセットで数分間放置を試みるも変わりなし。
 まぁ撮影は出来るので、ディスプレイだけの問題かなと思い、この後もいつものペースで撮り続けた。が、・・・家に帰ってPCに取り込んでみると、プレビュー画面と同じ。微かに写っていたり真っ白だったり、まったく見られたもんじゃない。
 壊れてしまったようである。

 という訳で、今回は残念ながら写真無しである。

 気を取り直し、進路を東に取り尾根コースを辿る。終盤の急登を登り切って、大岩から南東に延びる肩尾根に到着。

 今回の探検その1は、ここから南へ約50m先のピークである。探検というにはいささか拍子抜けする内容ではあるが、この南峰(勝手に命名)は木に覆われていて眺望は樹間にまばら。更にほんのちょっと南側には、東~南へ眺望が開けるポイントあり。直下に男抱山の双耳峰が行儀よく並んでいる。ここもまた初日の出ポイントとして良いかもしれない。

 南峰から更に南へ下る道が続いている。「栃木の山紀行」さんでもルートの紹介がある。次回課題としよう。

 道草の後は大岩でのランチタイムである。

 今回はお湯を注ぐだけのカップラーメンから一歩前進!

 ジャジャーン! 袋ラーメンであります。

 "所詮煮るだけじゃん"というツッコミもあろうが、"煮る"というのが妙に料理っぽくてわくわくする行為だったりする。てな訳で、買ったコッヘルも初めて本来の機能を任されたのであった。{写真が撮れなかったのが残念無念}(笑)

 大岩で先に食事をしていたのが土浦から来ていた70代のご夫婦。100名山は歳の数と同じ70位まで制覇。栃木や群馬の山頂も次々と踏んでいるようで、「分県 栃木の山」の巻末山名一覧の登った山に沢山マルが書いてあった。元気なお二人を見送り、熱いコーヒーで景色を眺める。至福の一時だ。

 後半は、山名の通り鞍のような山頂の平坦地を突っ切り、最近設置されたばかりの「古賀志山へ」の道標に従い樹林深き北側の尾根に吸い込まれていく。以前大間違いをしたポイントも流石に3回目になればもう余裕しゃくしゃく。ずんずん高度を下げた向こうに470m級ピークが聳えている。この登り返しは結構キツイ。

 登り返せばまた明るさが戻って来る。北側の景色が良くなり、雪を纏った日光連山が白く耀きながら静かな尾根を遠くから見守っている。

 ジェットコースターのような470m級ピークが下りに転じる。慎重に歩いていたつもりが一カ所コースアウト。よく見ればルートを判別出来た筈なのに、踏み跡一杯の方面に釣られていくのは、集団心理に毒されている証左かとちと自虐的な気分になる。そこを間違った人は、皆一様に急斜面からトラバースして正規ルートへ復帰しているようである。そんな道迷いの恥ずかしさを隠すように、優しい落ち葉が踏み跡を覆っていた。

 本日の探検その2。
 高度を下げきった鞍部から予定していた林道への藪漕ぎ想定区間はあっけなく終了。本当にあっけなく(数十m)、薮などまったく無くて拍子抜けしてしまった。ちょっと企画倒れだったかな?  まぁよしとしよう。低山シーズンはまだ始まったばかりだから。


概略コースタイム
駐車地発(11:11)-大岩手前峠(11:50)-南峰(11:53)-大岩着(12:06)-ランチタイム-
大岩発(12:48)-鞍掛山頂上(12:58)-470m級P(13:17)-林道出合(13:38)-駐車地着(14:00)

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コメント (2)

Non:

 こんばんは。まずは文中のリンク有難うございます。袋ラーメン、いいですね。山食してますね(^^)
 ちなみに郷里・福岡の味、ヤマタイの棒ラーメンも人気があるようですよ。かさばらないとか、
そういう理由で。
 私が歩いた6日は私を入れて3台でしたから、日によって差があるんですね。あと、6日に
大岩で一緒になった方々は、言葉の感じが栃木ではないな~と思ったのですが、まっちゃんさんが
お会いになった方を考えても、けっこう他県からも来ているんでしょうね。

 南峰については、「更にほんのちょっと南側には、東~南へ眺望が開けるポイントあり。」が
気になりました。そのまま下るのはお任せするとして、展望はちょっと楽しみかも。
 プチコースアウトなさった部分… 少しだけ傾斜が緩やかになったところで、左へと逸れていく
ルートがあったような… とりあえず鞍掛~古賀志は踏み跡いっぱい、気が抜けませんね(^^;)

まっちゃん:

Nonさん、こんばんは。

棒ラーメン密かにファンです。あの喉越しの良い食感が結構好きです。ヤマタイの棒ラーメンはスーパにも必ず置いてある全国区なので有名ですね。

それにしても、どうも私は注意力散漫なようで、あのエリアは3回歩いて結局2敗。次回はコンプリート(爆)したいです。

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