一年で一番バイクに乗るのに適した時期は、言うまでも無く春と秋。10月に入って13日から三連荘で走りに行っている。13日はブログ記事にしなかったが、会社の仲間と奥利根を走り望郷ラインへ抜ける。照葉峡の紅葉はまだ少し早かったものの、すっかり冬の寒さの金精峠に震え、川場村の長閑な望郷ラインを楽しむことが出来た。
そして先週は樹海ラインロングツーリング。こちらも紅葉の盛りにはもう少しといったところだったが、"走り"には充分納得満足の一日であった。
そして、今回はスクーターで散歩。
寒がりの我が家故、まだ10月だというのに炬燵を引っ張りだした。気がつくと11時。昨日来の予報はあまり芳しくなかったけれど、時折雲間から覗く秋の日差しにほだされて散歩に出かけることにした。
初めは「茂木で蕎麦でも」と思って東へ走るが途中で目的地変更。スクーター散歩にしては欲張って大田原までと足を伸ばしてしまった。大田原に向かった理由は、先日見たTVの"唐辛子ラーメン"が頭をよぎったから。ただそれだけ。
なお、今回相棒のSym Jet4
125は今年の春入手したものの、ブログへの掲載は今回が始めて。台湾メーカーの中国製造という極めて品質的に怪しい代物なのだ。何もしなくてもパーツにヒビが入り、現在国内代理店とクレーム調整中だ。どうやら温度が高いと割れる可能性があるプラスチック部材を使っているからだとか。日本では考えれないクオリティの低さだが、国際的に見ると日本人程神経質にバイクを綺麗にして乗っているのは珍しいらしく、そういうクレームはあまり無いそうである。あるいは報告があがっていないのかもしれない。
また、部品の調達も時間がかかり、小さなパーツ一つでも船便で来るのでなかなか到着しない。問い合わせても、荷物が一杯になっていないのでまだ出港出来ないとか、台風だから船が出せないとか、どうも今までの国内メーカーの常識はまったく通用しないようだ。
だが、価格の安さと走行性能は結構良い感じ。硬すぎる位のセッティングのサスはスクーターとは思えない程のコーナリング性能をもたらす。出荷時装着のタイヤがちょっとプアだが、ちゃんとしたタイヤに履き替えれば期待出来る。同クラスのスクーターに乗った事が無いのでなんとも言えないが、少なくともチョイ乗りには充分なパワーもある。そして、デザインは国産スクーターがどれも地味なのに比べて派手目なのが良い。そんなお遊びの一台で、現在主に通勤に使用している次第である。
結局街道沿いのチェーン店に入ったが、幾らか冷たくなってきた風に吹かれた体に味噌ラーメンが染み渡る旨さ。
帰路、R461に入ると放射性物質処分場に反対する幟や看板が多数見られた。地元の方々にとっては切実な問題だし、山遊びをする自分にとっても憂慮する事態だが、現実的な解決策がもっと検討されるべきなのではないか。
そのまま帰るのもつまらないので寄り道して羽黒山へ駆け登る。非力な原付二種でも意外とグイグイ登るので面白い。
山頂手前の展望台で一休みし、関白近辺から西に伸びる道へと入る。向かう先に飯盛山が形よくそびえている。この先にある大畑林道(全線舗装)で峠を超えると石那田の大網へと抜けるのだ。
篠井連峰と富屋連峰の接合点である峠。ひっそりと静かに道標だけが迎えてくれた。
秋の午後の弱い日差しが里山シーズンの到来を予感させる。
コメント (2)
こんばんは。たしか原付もお持ちでしたよね? 違いましたっけ? 乗り物に関しては、
許容範囲が広いんですね。Non夫は脇目も振らず同じのに乗りつづけていますよ。
さて、先日、栃木県の端っこ、奥鬼怒~鬼怒沼まで1泊で行ってきました。
久々の山小屋泊まりで、奥鬼怒の紅葉もいい感じでした。平日なので車で行きましたが、
霧降や鬼怒川を抜けるなら、やはりバイクがいいですね(^^;)
投稿者: Non | 2012年10月28日 23:55
日時: 2012年10月28日 23:55
Nonさん、こんばんは。
現在バイクは三台所有で、大(1400cc)、中(200ccオフロード)、小(125ccスクーター)の布陣となっております。
引っ越す前は置き場所に困っていて二台でしたが、現在はこの点は解消。バイク乗りとしては結構贅沢な状態かもしれませんね。
>奥鬼怒~鬼怒沼まで1泊
奥鬼怒の温泉に浸かって渋い紅葉を眺めながら一杯(下戸なんでそんなに飲めませんが)なんてのも乙ですね。勿論、翌日は奥鬼怒山に登りたいですね。
日光澤温泉のHP見てたら、家内と泊まりに行くのも良いかなと思いました。
投稿者: まっちゃん | 2012年10月29日 22:15
日時: 2012年10月29日 22:15