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諏訪岳

アーカイブ:県南の山達  日時: 2013年04月28日 20:45
-- 『GPSMAP60CSx US版』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --

 連休山行二発目は、家内と登る栃木百名山。諏訪岳である。栃木百名山本のルートでは東武佐野線、多田駅を発着とするコースのCTが2時間40分。駅から京路戸公園までの往復が1時間となっているから、CT1時間40分の行程となる。幾らか登りらしい登りもあるようなので、家内のペースを勘案しても2時間ちょいも見積もれば充分。のんびりと支度をして遅めの9時頃に自宅を出発した。

 京路戸公園駐車場に着いてみると、テニスコートに来た人達の車だけでハイカーの姿は無し。コート脇を真っ直ぐ進むと、幾らか荒れた感じの樹林と背の高い竹やぶに挟まれた登山道が続く。

 薮は決して嫌いでは無いが、ここまでの密薮になると流石に無理をしても進入不能だろう。古賀志山で一度、そして昨年の燕巣岳から湯沢峠への県境尾根は、これを少し薄くしたような感じだったが、下りならなんとか。登りならアウトだ。

 それにしてもこの山は登山道以外は殆どこういう感じの薮に覆われていて、バリエーションルートも組みようも無い程だ。自分が経験してきた山でこういう所は珍しい気がする。

 

 少し緩めの登山道を淡々と詰めていくと京路戸峠。このへんからハイカーの往来が多くなる(といっても数組)。唐沢山からのピストン組と村檜神社からのハイカーが多い雰囲気で、京路戸公園側からは不人気の様子だ。

 

 京路戸峠から尾根を登り始めると、ようやく山道らしい雰囲気になってくる。写真のような白い花があちこちを飾ってなかなか綺麗だ。所々咲終いのツツジがアクセントを添える。

 

 山頂直下は幾らか急斜面となり、休憩の回数が多くなった家内もようやく山頂へ到着。先行者夫婦が食事中であった。

 

 山頂よりの風景は、山全体の雰囲気とも相通ず。地味な感じだが、木々に囲まれた明るい風景が広がる。

 

 北の尾根に向けての下山は案外急斜面。こちらを登りに使ったら家内からクレームが出たのは間違いなかっただろう。だが、下りも結構大変。家内の途中しりもち2回は内緒の話である。

 

 無事京路戸公園駐車場まで戻って見るとこんな注意書きがあった。 「しし」の上にイノと書き加えられている。
 途中の緻密な笹ヤブを見た時、そして下山最後の谷筋の窪地を見た時、直感的にこれはイノシシ居そうだなぁと思っていた。まぁ、危険と書いてありながらすぐ脇にはっきり「至 諏訪岳」の道標があるのも少し可笑しいものだ。大体、山頂からの下山ルートにはそんな事は何処にも書いていなかったら、下山しきって初めて知る警告というのもねぇ(笑)。

 

 話がちょっと飛んで、帰りに道の駅西方でとちおとめジェラートーをいただく。嗚呼、これで今日のカロリー消費も帳消しか?
 でも、このとちおとめジェラートって美味しいのでまだの方には強くお勧めだ。

 

 で、・・・更に話は飛ぶ。

 家に帰着したのがまだ3時頃。日もまだ充分に高い。
 それでは、とオフロードバイクを引っ張りだして久々の散歩に出かけた。場所は定番の半蔵山周辺の林道探索。

 

 鬱蒼とした林道にも一箇所だけ外界が見えるビューポイントがある。お気に入りの場所だ。

 

 こんな所まで来ると、ちょいとそこの斜面によじ登って、その後は薮をかき分け稜線キープなんて気分にもなってくるが、あくまで今日は(バイクの)散歩である。

 
 

 半蔵山の南側(栗谷沢ダムの北側)エリアを一通り走った後、旧道の鞍掛峠へ。道祖神脇にバイクを止めて上を仰ぎ見る。
 鞍掛山から半蔵山に至るには此処を降りて来なければならない。以前、半蔵山から池ノ鳥屋まで縦走し鞍掛峠に降り立っている。だがここから鞍掛山へ至る道筋は地形図を眺めるだけではどうにもイメージが沸かない。正面突破するには等高線が混みすぎているから。
 あ、でもよく見るとあそこにも、そしてあっちにも意外とルートはあるじゃないか。帰ったら早速地形図を眺めるべし。これで次の冬のネタがまた一つ楽しみとなった。

 

 一旦日光街道に抜け(実は途中で数箇所遊んできたがそれは割愛)最後は定番の林道牛沢線を走り抜ける。郷土の山、半蔵山を縦貫するこの林道も散歩の定番コースだ。
 降り立った田口の集落はすっかり田んぼに水が張られて、後は田植えを待つばかり。そんな里を見守る半蔵山と写真を一枚パチリ。

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コメント (6)

おはようございます。
諏訪岳へ久々?に奥様とご一緒に歩かれましたか。
白い花はアオダモだと思いますが自信なし!
でもお二人で歩かれる山も違った意味で楽しそう!
ところで、まっちゃんのエネルギーというか
バイタリティには脱帽です...
マサカの半蔵山へ行ったとは信じられませんね~
そうだ、今日は周辺の山へ行くことにしようっと!

リンゴ:

先月私が途中で行くのをやめた諏訪岳ですね。
次の機会と言う事にしますが、北の尾根は尻餅をつくほどの急斜面と・・・メモメモ(笑)
それと旧道の鞍掛峠、実は昨年秋に道祖神を探索するために入った事があります。
鞍掛山への踏み跡があるかどうか周辺を探ったのですが全く分かりませんでした。

まっちゃん:

流石に家内と一緒だと楽です。
ということは、いつもこの位のペースで歩けば山でバテないのかぁ、と思っても、単独で歩くとついつい休みも取らずに歩き続けるのが敗因なんでしょうね。

半蔵山周辺の散歩はあらゆる意味で藪山のインスピレーションがいろいろ湧きでてきて面白いです。
今日はケン坊さんはどちらのお山へ?
ブログを楽しみにしております。

まっちゃん:

リンゴさん、こんばんは。

諏訪岳はこの山単独で登るとなかなかコンパクト。
男抱山のワイド版といった感じです。リンゴさんもヘレンさんと登られては如何でしょうか。

道祖神の裏に伐採のブル道が切られていました。これを取り付きにして南東へトラバース気味に高度を稼ぎ、大岩の北東から進入しようと考えています。
道祖神から南への直登は初めの標高差50mはなんとかなっても、最後の90mは上手く道を作らないと登ることはかなり難しい気がします。もっともネットでは此処を鞍掛山から下ったのがあるのですから驚きです。
恐らくロープで確保しながらと推察します。

こんばんは
諏訪岳!亀三郎は村檜神社ルートと、唐沢山からの縦走ルートで2回登ってます。
まっちゃんのルートを次に登ってみたいと思ってるんですよ^^v
でも、京路戸公園からのルートでも、
やっぱり急なとこがあるんですね、この山。。。(汗)
亀家は、村檜神社裏からの直登ルートでは、かなり難儀しました。
STEPがない急登で、しかも落ち葉が多かったので、、、
登りでも滑るので、けっこう疲れました~~~
下りの人が
けっこう派手に尻餅ついてたのが
記憶に新しいです(爆笑)

イノシシが出て危険、、、それは知らなかったので
今後の参考になりました(感謝)

PS これからもどんどん、奥さまと山歩きして下さい~~~
  写真に華があるほうが
  読者としては、より楽しいですから^ー^v

まっちゃん:

亀三郎さん、こんばんは。

唐沢山からの縦走路、京路戸峠から山頂へ向かうと山頂直下の所が割りと急だったと思います。
あれが丁度北側にもあるようなそんな感じでした。

中村富士と呼ばれるだけあって頂陵部は台形、他は裾広がりの地形。
どの方面からでもある程度の急登は免れないような地形みたいです。
そんな事も含めてこの山の魅力なのかもしれませんね。

イノシシもまともに体当たりされると大怪我らしいですが、猪突猛進でよけるのは簡単と聞いたことがあります。
自分は一度山中で出くわしたことがありますが、幸いにして向こうが逃げ去ってくれましたが、縄張りに進入された怒気がすごくて、野生のパワーを感じたものでした。

>写真に華があるほうが

あははは。
華とは程遠いですが、人物が入った写真のほうが雰囲気は良く伝わるのは確かですね(^_^)

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