5年前に樹海ライン(檜枝岐より奥只見湖を経て小出に至る国道352号線の愛称)で見たオレンジ色の紅葉が今でも忘れられない。濃い黄色に覆われた山並みが、今までの人生の中で見たいかなる紅葉よりも鮮やかに目に写ったものである。
そんな紅葉を再び・・・と思い快晴のもとGSXを駆り山峡超えのルートを走ってきた。
樹海ラインそのものの紅葉は盛りには今ひとつ早かった感があり、5年前に比べるとやや残念な状態であった。だが、前回は既に冬枯れの寒々しい状態であった尾瀬(御池周辺)の色づきが今回は大変美しかった。標高差の激しいこのコースは山の色づきが猫の目のようにくるくると変わるそんな楽しみなコースでもある。
路面コンディションは、大雨による崩壊箇所の復旧で所々工事箇所があり砂や浮石が多くあまり良くない。また、途中のベスト撮影スポットにも現場事務所のプレハブが建っていたのには少し気落ちした。復旧工事が終わってまた元の姿の樹海ラインになる日を待ち望むところだ。また、工事車両の後ろに付いてしまうと、快走路も我慢の低速走行を強いられることになる。3台の工事車両隊列の後ろをノロノロと走っていたが、たまたますれ違いで止まった時に先に行かせてくれたミキサー車の運ちゃん、ありがとう。
行く手に燧ヶ岳を望む。山麓は鮮やかに彩られている。青空とのコントラストが素晴らしい。
御池に向かい標高を上げると見事な黄葉街道となる。
峠を超えると、行く手に新潟県の山がついたてのようにたちはだかる。
振り向けば燧ヶ岳が既に遠い。
奥只見湖南端近辺
1600m級の立派な山域の上部は色づきが良い
枝折峠へと向かう
六十里超えを過ぎ、田子倉湖の黄葉は未だ浅し。
ツーリングネタに枯渇して久しい。
正確には最近バイクに乗っていない訳ではなく、むしろちょこちょこと短距離を走り回っていた。ただブログネタに至らなかったと言おうか暑さで気力が出なかったせいもある(ちょっと言い訳)
さて、9月に入り暑さも多少やわらいできた感があったので思い切って長距離を走ってきた。
ルートは冒頭の図の通りで今更説明の必要もないし、ツーリング好きな方なら結構ポピュラーなコースであろう。今回のメインコースである坤六峠とその周辺はバイク乗りの間では『奥利根』と称されることが多い。
文字通りルートの北側には、ならまた湖や利根川の源である奥利根湖がある。坤六峠に目をやると、峠からの境界尾根をなぞった先には笠ヶ岳、悪沢岳、そして至仏山。尾瀬の西方の山へと通づる。おっとこちらは登山の話だが。
(坤六峠から笠ヶ岳へはルートはなく笹薮と苦闘することになるだろう。ちょっと見た感じでは踏跡は無かった)
帰りは「望郷ライン」を後閑から東へと走る。
いつもは逆向きで後閑に向けて走るせいか、風景が新鮮だ。
とかく周回好きな自分にとっては、同じルートをリバースするのもまた一興。
山歩きもしかり、と今更ながら気づいた次第だ。
先般、高速休日上限千円を体験すべく北関東道を西へ東へと二回に分けて軽自動車でドライブした。
家内と二人の行脚だから経済的には大した消費活動にはならなかったが、一個人として時流に合わせて"お得"な体験をさせて貰ったと思う。
さて折角ETC機の電源をシガーライターから取れるようにしたのだから、軽自動車と料金体系が同じバイクで是非使ってみたいと思うのが人の心であろう。電源確保はバイク本体の電源ハーネスから分岐させるのが一般的で、この手の作業の経験者には雑作も無いしらしい。だが自分にはちょっと敷居が高いように思えた。こういう事は得てしてコロンブスの卵と一緒で、類似体験の有無が大きく結果を左右するものである。
で、ネットで散見される乾電池で電源を取る方法を検討した。オークションでは加工した完成品が出品されていたりもする。こういう工作なら比較的得意である。単三乾電池を8本直列にする電池ホルダー(電子工作パーツ店で¥295)とシガーライターソケットのメス+α(ホームセンターで約¥1,000)を購入、それから百均でアルカリ電池8本(¥210)も忘れてはいけない。
工作とは言えないほどの僅かな手間と時間(数分)で一式完成する。テストも無事OKであとはタンクバックにコイツを乗せて、ゲート通過時だけ通電させればよろしいという塩梅である。
さて、決行は上限千円最終日の6月19日。梅雨の合間の晴れ間が期待できる予報である。前の晩までは長野方面を計画していたが、どうも西の方角は雲マークのみで太陽が拝めそうもない。梅雨前線の影響を受けにくい北の地方は軒並み晴れ予報である。という訳で、ぐるっと反時計周りで日本海を見るツーリングと相成った。とは言ってもひたすら高速を走りまくるので、ツーリングとしての面白みに欠けるのは判っている。これはチャレンジ的な要素を楽しむという行為である。
ぐるりと周回してきた感想はというと、高速を降りて走った柏崎周辺や、刈羽原発脇を通って寺泊に向かう海岸沿いの国道の心地よさは、高速の快適さを遥かに凌ぐものとして感じられた。ここで無理やり一日の記録を搾り出しても、自己満足にさえならないような気がする。今回は文章割愛で写真だけご覧いただくことにしよう。実際、走り始めて一時間あまり(郡山JCT手前まで)も経つと何の変化も無い道をひたすら行くのに飽きてしまう。あまりにも暇なので、何か頭の中に曲のメロディーが浮かんだりするとこれがエンドレスになるのに閉口。笑えたのは磐越道に入って磐梯山を見た時に、
(お囃子演奏)・・・(エンヤー)会津磐梯山は宝の(コリャ)山よ
これには流石に参った(笑)
自宅よりぐるっと一周、700kmちょい超えのロングロングツーリング。耐久レースの様相も呈し、首も肩もコリコリである。まぁこれはこれで面白かったかなと・・・
でも、次に日本海を訪れる時は気持ちの良いR352などを堪能しながらじっくりと巡ってみたいものである。
バイクはやはり、下道で現地を感じながら、時折クネ道なども織り交ぜて走るのが一番楽しいということを再確認した一日であった。
柏崎にて日本海へ到達 | 刈羽原発脇の快走路R352 |
観音岬より | 刈羽原発方面 |
昼食は道の駅越後出雲崎天領の里にて | 食い足りずにイカちまきを追加 |
沼田の市街地北部の山沿いを縫う「利根沼田望郷ライン」。
広域農道として引かれたこの道は、4輪2輪問わずドライブ好きな者に人気がある。広域農道は栃木にもほうぼうにあり、そのどれもが閑散とした交通量に快適な路面。走って楽しいワイディングを備えている。
この望郷ラインは、かつて2度走ったことがある。コースはR120の北側で完結しているとばかり思っていたが、地図を良く見ると南側にも続いており、赤城西麓広域農道、空っ風街道と繋がっているのである。「望郷ライン」でネットを検索しても、ざっと見る限りこの南の区間の記事は少なめである。それが故に、是非ここは走っておきたいとかねてより思案していた。
金精峠が無事越えられるかどうかがポイントだった。
冬季閉鎖は11月26日からだ。日光へ進んでいくと所々の電光掲示板に「金精峠、チェーン携行要」と表示されている。だが、いろいろと集めた情報と、今朝の男体山観測(毎朝男体山を眺めて着雪状況、融雪状況を確認している。最近それが習慣化)を勘案すると、ほぼ通行可能なのではないかと判断した。もちろん行って見なければ判らないが、駄目なら引き返す。その時は今日の計画は今年は縁が無かったと諦めよう。
いろは坂を登り詰め、中禅寺湖畔を走ると、それまでの寒さとは一線を画した厳しく冷たい空気が待っていた。湖面の向こうの社山や半月山はすっかり初冬のいでたち。後は雪を待つばかりといった顔つきである。
金精峠に入っても路面は問題ない。快調にバイクを進め、金精トンネルを抜けると路肩にやや雪が残っている。更に菅沼キャンプ場前には良く締まった雪が吹き溜まりとなっている。この場所は5月のGWに来ても最後まで雪が残っている場所である。
この先は山の北側に道路が付いている。路面は若干WET気味故に、万が一凍結ということも考えられる。超徐行でバイクを走らせ、前方に凍結が見えた時点で即Uターンする積もりで進んでいく。
暫くすると、対向方面から大型バイクが4台、やはり徐行で向かってくる。先頭の一台が手を振っているが、果たしてこの先が通行出来ないので戻ってきたのか?
気を揉みながら慎重に走行し、丸沼スキー場付近でようやく路面がドライになってきた。スキー場は既に営業を開始していて、僅かな狭いゲレンデに沢山のボーダーがシュプールを描いていた。
金精山を目指して | トンネルを超えると路肩に雪 | 菅沼キャンプ場前 |
R120を南下していくと景色の良い椎坂峠でいつものように休憩だ。日光側から沼田に抜ける場合、椎坂峠は絶対的に休憩を取りたくなるほど魅力的な景色が広がっている。
沼田の市街地の手前に望郷ラインの入り口がある。まずは北半分をぐるっと周遊だ。観光道路的な色彩があるのはこの北半分であるが、快適なワイディングと交通量の少なさ、広域農道たる快走路である。
さらに、ここ望郷ラインはなんと言っても景色が良い。地元のライダー達はなんと恵まれたことかと若干嫉妬さえ感じるほどである。
望郷ライン |
望郷ラインの前半を走り終え、R120を日光方面へ少し戻ったところが本日の昼食スポット、中華料理店の「馬鹿旨」である。
「馬鹿旨」のトマトラーメンは、栃木のバイク乗りの間では結構有名であるが、自分もそんな栃木ライダーの端くれとして一度は味わってみたいと思っていた。
昼食時とあって店の外まで列が出来ていたが、「お一人様」ということで直ぐカウンター席に案内して貰った。
注文は勿論トマトラーメン。味のほうは思っていたほど強烈な味ではなく、トマトの酸味が丁度良い感じ。中華とイタリアンの絶妙なコラボ。どちらかというと中華寄りに軸が振られた味はもう一度食べたいと思わせるには充分。自分的には麺をもう少し硬めにしてアルデンテのスープスパゲティを食べているような演出があれば良いのではと感じた。
店は活気があり、リピーターとおぼしき客も多数いるようだ。他の品も食べてみたいと思わせるなかなか良い店であった。
食後は、先ほど望郷ラインへ入った交差点まで戻り、ここより南側半分のコースへ進む。
馬鹿旨 | これが噂のトマトラーメン |
望郷ラインの南側は、広域農道としての地味な面持ちだけで華やかさは無い。ただ、それもはじめのうちだけで、片品川の対岸に渡り高度を上げると再びパノラマの広がる好眺望路と変わっていくのだ。
地図を見ても、どこが望郷ラインなのか不明でいささか自信が無かったが、曲がるべきポイントには全て道標が設置されているので安心である。
望郷ラインからは、赤城西麓広域農道、空っ風街道と繋ぎ、快走の果て、R122へ出た。草木ダムからはダムを渡り東岸の道路から三境林道を使い桐生へ抜ける積もりだったが、三境トンネル近辺が路面崩落で通行止めとの案内板があった。しかたなく、足尾経由で帰ることにした。
南側の望郷ライン | 草木湖でコーヒーブレイク |
足尾トンネルをくぐる直前、廃道化しつつあるという旧国道122号の細尾峠へのゲートはどうなっているだろうかと立ち寄ってみる。
いままで何度訪れても、猫の仔一匹通さないような頑丈なゲートが立ちはだかっていたが、今日は開いているではないか。丁度バイクのグループが上のほうから降りてきたところとすれ違う。自分も迷いなく峠へとバイクを進めた。
落ち葉や枝などで少し雑然とした区間もあるが、特に通行に支障なし。今回のようにオンロードタイプの大型二輪でも全然問題は無い。イメージ的には粕尾峠とほぼ同じといえばバイク乗りならピンと来るかもしれない。
今回は望郷ラインの南半分と、思いがけなく通過が叶った細尾峠。この予想外の収穫が嬉しいツーリングであった。
色褪せた旧道の標識 | 細尾峠 |
連休二日目。久しくバイクで長距離を走っていなかったが、この時期走って気持ちが良いのは宇都宮から丁度季節を一ヶ月くらい巻き戻した感じの会津方面である。
桜の花が春に二度見ることが出来るこのコース。途中の残雪もまた良い。過去2回走ったことがあるこのルートに今回は若干の味付けをして、400番台国道を丹念に辿る事にした。
このルート、田舎道に次ぐ田舎道。もう、この上も無いほど幸せな快走路。よく整備された1桁2桁国道を使って楽なドライブをするのも良いだろうが、断然走って楽しいのはこういう道と自分は断言する。(って好みの問題だが)
ちなみに当日の走行距離は460Km。久々のロングツーリングは超がついてしまったようだ。
今回の記事は細かい説明は抜きにして、走行軌跡マップと下の写真をご覧いただきたい。田舎道(R459)を走りつめ、やっとのことで辿り着いた『蕎麦のさと宮古』。うっかり蕎麦懐石の店に入ってしまい弐千五百也(一番安いものを注文)の蕎麦を食したのはいささか残念だったが、里山に例えて言うならば、この素晴らしき里道を一日中快走出来た通行料と思えば安いものかも知れない。
蕎麦屋の名誉の為に付け加えれば、蕎麦懐石は十分に美味しかった。客の入りも多くて有名な店のようである。
会津田島市内にて | R400を北上する | 残雪 |
舟鼻峠旧道は通行止め | 昭和村にて福島県道32号へ |
滝谷集落の桜 | 山形県境の山並み |
県道とあるが最新の地図ではR459 | 蕎麦懐石 |
磐梯山を一望 | 土湯トンネル手前にて |
今夏の天候不順にはまったくもって呆れるしかない。勤めている会社が業種的に天候に左右されるのも痛いが、自然環境にもっと左右される稲作などはいったいどういう結果になってしまうのか。恐ろしいばかりである。
で、個人的なことでいきなりレベルを下げてしまって恐縮なのだが、なかなかお天道様を拝むことが出来ずにアウトドア遊びもままならない。だが、天は遂に味方したのか、いや、夏休みが一日しかとれないので哀れみを給もうたか。
とにかく貴重な一日の夏休みである。週末の土曜日だって出勤である。サービス業でなく間接部門のリーマンなのにである。
グチはこのくらいにしておいて、さぁこの貴重な時間をどうしてくれよう。天気予報では台風通過後で晴れではないか。しめしめ。
朝目が覚めると、長らく拝んでいなかったまばゆいばかりの快晴。記憶にある限り梅雨明け以降ここまでのスッキリした朝は初めてのような気もする。
前の夜にあれこれ悩んだが、結局バイクに跨ることにした。
目的地は・・・ 榛名山北面のクネクネ道、 もとい、 水沢うどんである。(と言いながらどちらも本命)
夕方所用で自宅に4時には帰らなければならないところがちょっとマイナー要素であるが、久々のわくわくツーリングでそんなことは些末である。
まだ朝の早い時間に金精峠を越えていくと、気温も20度を下回り夏のメッシュジャケットでは肌寒い。幾度もインナーを着ようかと思ったが、峠越えについ熱が入って気が付いたら沼田側へと高度を下げると共に気温も上昇。
椎坂峠のお店で早い時間のおやつタイム。白桃と抹茶のミックスソフトクリームを絶景を眺めながらいただく。ちょっと微妙な味の組み合わせ、白桃の味に隠れた抹茶の風味が面白かった。
沼田から中之条まではR145の田舎道をのんびり流す。左手の上毛の山々が新鮮だ。
郷原の駅を過ぎたあたりで標識に従い榛名山方面へと折れる。始めはなんて事は無い田舎道も段々とバイク乗り好みのクネ道に変わっていく。榛名山までの15km程度の道中はあっという間に終わってしまった。
湖畔に到着する頃になると辺りのガスが濃くなってきた。下界はあんなに天気が良かったのにちょっと残念ではあったが、今日の目的は観光ではなく「水沢うどん」である。証拠写真を撮影して慌ただしく伊香保温泉へと下る。
明智平 | 椎坂峠 | 榛名山 |
温泉からは水沢観音方面へと暫く走ると、「沢山の店がしのぎを削っている」とネットで紹介されていたように、成る程うどん屋が軒を連ねている。特に前調べをしていた訳でもないので適当に入りやすそうな店に入った。
うどんの味はというと、うーーん。それなりの値段なので全体的にしっかりした味になっているが、うーーん、うーーん、まぁこんなものだろう。
いや、充分美味しかったです。麺はしこしこ腰があって、つゆも清澄雑味無し。天ぷらは、これはかなり高得点かな。骨太素材で歯ごたえ充分。オマケで揚げているようなやつとははっきり違う。
てな訳で「水沢うどん」初体験を果たして無事帰還の途についた。帰りは空っ風街道から大間々、足尾と抜けて清滝で往路と合流。ちょっと慌ただしいツーリングだったが久々の300km超走行に満足至極。
天もりうどん | 丹次亭 |
中禅寺湖スカイラインより | 山王林道 | 山王林道から太郎山 |
梅雨入り前の貴重な晴天。山を歩くには少し仕事疲れが抜けていない。いや、疲れを癒すのはやはり新緑のシャワーを浴びるのが一番!
久々にいろは坂を登って、観光客で賑わう中善寺湖畔を過ぎるとぐっと気温が下がってくる。溢れんばかりの新緑のトンネルをくぐると光徳牧場。
ひっそりとしたつづら折れの峠道を越えていく。此処が砂利道の連続で車の腹を擦りながら走ったのは遠い昔の事。
新緑はもちろん素晴らしかったけれど、このコース、こんなにクネクネしてたっけ。静かな峠を一生懸命走る自分の姿を、太郎山もきっと見守っていてくれたことだろうよ。
走行軌跡
走行軌跡:
詳細版(重い)
間引き版(軽いが細かい部分は略描)
檜枝岐に裁ち蕎麦を食べに行こうと思ったのは今冬のことである。あの時はパジェロミニが雪道で言うことを効かずに、結局檜枝岐に到達出来ずじまいであった。
初めて裁ち蕎麦を食べたのはやはり春のこの時期である。バイク仲間とのツーリングであった。蕎麦の美味しさもさることながら、檜枝岐へ向かう浅春の風景に心洗われ、熊の剥製が架かっている静かな山あいの店で食べる蕎麦は、少しクセのある鮮やかな風味の山菜の天ぷらと相まって大変美味しかった思い出がある。
五十里湖を越えて県境の山王トンネルをくぐるといつもの田島道の駅である。GWでなくともいつも賑わっている此処は今日も沢山の4輪2輪が駐まっている。実は最近いつも此処で休憩していると気になるのが目前にある貝鳴山。ついたてのようにどっしりと構えるこの山はどことなく登高意欲をかき立てられる気がする。ネットで調べると、あまり景色は良く無いらしいがそれでもルートはあるらしい。
R121を突き当たりR352へ折れると、それまで前後に多かった車やバイクも一気に減る。皆、田島を抜けて会津方面へ向かうのだろうか。そういえば大内宿などは最近観光客でごった返しているそうだ。バイク乗りも良く行くようだが、自分はこういった所は苦手である。
この区間は紅葉の時期は誠に絶景な銀竜橋などを通過していく。更に舘岩村を過ぎR401を南下しながら伊南川を左右に見る頃になると、本当に気持ちの良い走りが楽しめる。バイクの走りは峠を行くワインディング路も良いが、ただ普通にゆったりと走っていても此処は本当に楽しいのである。
小豆温泉を通り過ぎた先に、屏風岩という川べりに大きな岩が露出しているところがあるので一休みした。遠く尾瀬の山並みから流れ込む澄んだ水の流れの向こうには、残雪と遅い桜。
屏風岩 |
目的の蕎麦屋が居並ぶ地点を一旦通り過ぎ、燧ヶ岳の登山口である御池まで進むこととする。道が大きくジグザグに蛇行する頃になるとにわかに路側からの雪解け水が目立つようになる。気温も一気に下がってきて春ジャケットでは少し寒いくらいだ。
真冬景色のブナ平を通り過ぎ御池に到着。かつてバイクで2度走った事のある奥只見へ向かう樹海ロードは未だ冬が明けていないようだ。
御池より燧ヶ岳方面 | 樹海ロードは未だ冬 | ブナ平近辺 |
以前バイク仲間と入った渋い感じの店では無かったが、割とメジャーな感じの所へ入って蕎麦のセットを頼んだ。
岩魚の天ぷらと旬の山菜。そして裁ち蕎麦も美味い。
蕎麦を堪能した後は、檜枝岐を惜しむようにゆっくり走り、田島から甲子トンネルを抜け白河へ。幾らか混雑気味の高速を使い帰宅した。久々の300km超ツーリングであった。
裁ち蕎麦 |
土曜日に出張から帰ってきたのが夜の10時過ぎ。いくら"のぞみ"で大阪が近くなったとはいえ、やはり新幹線を2本乗り継いで帰ってくるのは骨が折れる。
日曜は、先週に引き続きまた好天になったが、今日のリフレッシュの相棒は久々にバイクに登場願う事となった。
行き先は湯津上にある御亭山(こてやさん)。以前Nonさんのブログで紹介されていた360度眺望を求めて走る。
久々のバイクは体が硬くなっていて、タイトなコーナで力が入り過ぎ。暖かくなったらタイヤを替えて少しクネクネした道でカンを取り戻さなくっちゃ。
山頂まであと100mの地点にバイクを駐めて、歩きづらいライディングブーツで山頂を目指す。真冬フル装備なので体中が動き辛いや。
山頂からはどっひゃー、本当に360度の眺望にびっくりだ。これは日没も日の出も最高だね。西側は平野(市街地)を挟んで日光と高原山が丸見え。
北から南にかけては、山がうねうねとホント山酔いしそう。
乗り物で横付け出来てこんな眺望もたまにはOK。今度暖かくなったら家内を連れてベンチで昼ご飯も良いかもね。
職場で唯一の大型バイク乗りの人をキタイバに誘った。
朝からどんよりと曇っていた。雨にはやられなかったものの、激寒。
気温から言ったらもう立派に冬かもしれない。
そんな中、自宅から帰宅まで下道約300Km。
がっつりと走ってきた。
上の写真は・・・
稲妻さんの「国内バイク乗り収め」ツーで走った峠。彼岸花の向こう、煙る景色の太平洋。
今回は、今まで走った中でもとりわけ厳選の道の好ルート。
走行軌跡はこちら。
(ポイント数多いので重遅勘弁)
代休である。
おさぼりでは無く代休である! と強調しておこう(笑)
ここのところサーバーがダウンしたりと色々あった。平日なので会社でトラブルがあった時に携帯の通じない山はひんしゅくを買いそうなのでバイクで出かける事にした。
向かう先は北茨城。ソロで久々に海を見に行く。
快走ルートで知られる北茨城は、交通量も少なく比較的整備されたワインディング路が至るところにある。
先人の探索した素晴らしい道を辿る旅。バイク乗りの為に作られたのではと錯覚してしまうような道を走り、久々にオンロードバイクの愉しさを堪能することができた。
帰りに休憩したコンビニの駐車場で我がタイヤを見れば、久々に真ん中以外が仕事をしてくれた模様。真夏のような陽気の元、路面温度が上がっていたのかサイドが僅かに溶けている。そんなタイヤを眺めては来し方の峠道を振り返り想う。楽しいツーリングであった。
走行履歴はこちら (変換ポイント数が多いので表示まで若干時間かかる可能性あり)
大子からの広域農道 正面は恐らく花立山 |
昼食は海鮮丼 | 砂浜の焚き火が郷愁を誘う |
伊師浜海岸 | R289四時ダム先 |
↑これは普通盛り
最近食品業界に流行るもの。偽装事件に農薬混入。悪い事ばかり続いている。こういう陰な部分の流行のなかで、ここ一~二年メガブームが静かにしかも脈々と流れているのもまた事実だ。
メガと言えば、「メガ丼」「メガマック」とかいろいろあるが、大きな容量で割安感を出すというのは実は案外歴史が古い。元は食料が充分に足りていなかった時代の名残で安くて量が多い、すなわち金額÷量=コストパフォーマンスに長けているということのみが評価された時期がそのはしり。
その後飽食の時代になり、安かろう悪かろうは敬遠されて美味しいものをちょっぴりというのが市場の求めるところとなり、そして現在のメガブームは美味しくてしかも大きくというのがテーマである。不味くては土俵に登れないところが過去のブームとは違う。
当然大きければコストは掛かる訳だから販売価格も上げなければならないのだが、あえて話題性を求める為、あるいは薄利多売を目指して企業努力で利益回収を試みる。多少の赤は広告宣伝費と見ることだってあり得る。このようにして、胃袋のデカイ人には実に良い時代になったのだ。出費を抑えて旨い物を腹一杯食べることが出来る。
で、前置きが超長くなってしまったが、バイク仲間のツーリングで「メガネギトロ&マグロ丼」を食べに行ったのである。(もち、バイクで)
茨城は日立にある多喜田という小料理屋。その名も我侭丼。盛りに関係なく値段は一律¥750だが、下写真右の説明にある通り、中盛り以上は完食しないと¥2,000のペナルティーが課されるというシステム。ちなみに大盛りはなんと2㎏だとか。
盛りによって上に乗るネギトロやマグロの切り身の量は変わらないようだが、下の酢飯の量が増えていくようだ。ちなみに同行した一名が「中盛り」を注文しかけたが、店の大将にやめたほうがいいよ、と警告される始末。結局アドバイスを受けて普通盛りのちょい多めで収まったものの(一番下写真中)、見るからに食べられそうな体躯の彼をもってしても完食叶わず。中盛り、ましてや大盛りクラスになるとギャル曽根でも呼んで来なければクリア出来んだろうという感じである。
私は一番上の写真の普通盛りを頼んだが、それでも普通の店で出てくる丼ものの5割り増しくらいはある。大盛り以上は絶対あるような気がする。肝心の味の方だが、食べる前に店の大将が説明してくれた通りに卵の黄身をネギトロに混ぜ込んで食べるとなかなかに美味。
量が量だけに小食の人や女性の場合はちょっと敬遠されるかもしれないが、ちょっと頑張れば普通盛りはなんとかクリア出来るレベルだ。だからと言って中盛りになると途端にハードルが高く(大きく)なるのはやはりこの店のパフォーマンス性なのかもしれない。
道の駅はがに集合 | お店に着いた | 中盛り以上はペナルティー有り |
なんと大盛りは2㎏ | こちらは普通盛り多め |
当ブログよりリンクを張らせていただいている「稲妻丁型 一人旅」の稲妻さんがバイクを降りるという。
具体的な理由は聞いていないが、人生いろいろな節目があるもので何かが氏を動かしたのだろう。自分だったら果たしてそういう潔い決断が出来るものなのか。当てはめて考えてみるといささか自信に欠ける気がする。
キタイバ
栃木県のライダーにとってこの北茨城を目指すルートは、途中にある閑散とした県道や広域農道、快適なワイディングを約束してくれることはあまりにも有名だ。
そんなキタイバルートの開拓者としての稲妻さんのラストランにお付き合いさせていただくことができた。
道を移動すること。車もバイクも自転車も徒歩も結果としては皆単なる水平移動。だがバイクでコーナーを走り抜ける時、登山で坂道に喘ぐ時。いずれも「道」と対話しているという実感があるからこそ楽しめるものだ。
キタイバルートをいつくしみながら駈けてていく稲妻さんの後ろ姿を追いながら、改めてそんな感慨に浸ることの出来た一日であった。
滝ヶ原峠を少し日光側へ降りた地点から日光連山への眺望
バイクも暫く乗っていない。あまり乗らずに放っておくとバッテリー上がりも心配だ。連休2日目も天気が良いので軽く走って来る事にした。
特にあても無いが、2~3時間で廻ってこれるところ、登山口チェックも兼ねて小来川~滝ヶ原峠越のルートに決めた。行程80kmのプチツーリングである。
かなり寒かろうと思って真冬のフル装備で出かけるが、逆に冷たい風が心地よい。バイクの爽快さを再認識する瞬間だ。
笹目倉山~風雨雷山の縦走コース双方の登山口付近の駐車地を確認し、小来川の奥手にある蕎麦屋でソバを食べる。
滝ヶ原峠から三の宿方面への林道の工期が明示されていた。以前は何時行っても工期がはっきりしない通行止めだっただけに嬉しい情報だ。12月に開けたとしても、真冬は降雪や凍結もあるので軽率に通行しがたい。だが来春が楽しみである。
帰路は、連休の大渋滞の日光の街並みを抜けて帰る。今日のお土産は「鬼平」の水ようかん。
滝ヶ原峠よりの林道 | 工期開けが楽しみ |
代休消化で、かねてより目論んでいた平日の只見周遊を敢行した。紅葉三昧の400Km超のソロツー。午後は若干雲が広がってきたが、まずまずの天気でおなか一杯の風景に大満足の一日であった。
事前の気温データから考えて冬装備を整えての出発であるが、早朝の鬼怒川温泉川治温泉と標高をあげていくと山々の紅葉も徐々に鮮やかになり、伴って寒さも増してくる。五十里湖畔を走る頃には、冬用としては少し薄目のレイン用グローブの指先がかじかんできた。道路に設置されている気温計は9度とか7度とか、いずれにしても宇都宮市街地なら真冬といっても良い気温である。
休日の道の駅たじまは一般観光客に混じって二輪ライダーも賑やかなものだが、流石に平日、しかも月曜の朝の早い時間ともなると人もまばら。ましてや二輪は自分一人である。しばし缶コーヒーのぬくもりで指先を暖める。
グローブを冬用に替えて再出発する。国道352号に入るとそれまでも少なかった通行量が更に少なく、対向車後続車もほとんど無くなってくる。集落があっても道に人が歩いている光景など滅多になく、さながら廃村を一人孤独に走っているような錯覚に陥ってくるものだ。
天気予報では檜枝岐は晴れマークだが、この時間はまだ山腹に朝霧がまとわりついている。この低いところのガスも取れれば、その上空はすじ雲の広がる秋の空のようであるが、この朝霧の風景もなかなか美しいものだ。(下写真中)
舘岩村近辺の紅葉は今まさに真っ盛りである。中山トンネル手前の銀竜橋付近はまさに息を飲むような美しさである。実は、この先もっと素晴らしいポイントが多いだろうと思って写真を撮らなかったのを後悔している。他のエリアも甲乙付けがたいものの、全行程を通して単純に紅葉だけを見ると、ここが今回のベストビューだったと思うのに残念至極である。
檜枝岐を過ぎると、徐々に高度が上がっていき、尾瀬の玄関口である御池に到達する。このあたりはすっかり山から色が抜け落ち、もはや冬支度もほぼおしまいといった風情であった。
道駅たじま 貝割山 | 朝 霧 | 御池は冬化粧 |
新潟県境へ向かい、高度を下げていくとまたまた色づく風景へ戻ってくる。二つの季節を瞬間移動しているようで面白いものだ。丁度県境の所にある金泉橋から見る只見川が、紅葉に抱かれ美しく輝いていた。
奥只見湖の南岸を走る頃になると、沢が道をまたいで下へ流れ落ちる箇所が増えて来る。4輪では特に問題無いだろうが、2輪だと一瞬たじろいでしまう。慎重に通ればどうということはないのだが。行く手に沢が横断しているところは、普通はなかなか見られない標識があって面白い。(下写真右)
新潟県境 | 県境にある金泉橋 | 走行注意? |
場合によっては少し凹みが深い場合がもあるので通過には少し神経を使う。だが、こんなところも奥深い山岳道路を走る楽しさである。
つい二週間前に通行した時とはうって変わって赤一色の世界。是非写真をを比べていただきたい。
道に沢が | 二週間前と比べると |
枝折峠へ向かう |
すっかり秋景色の枝折峠からの山道を一つ二つとコーナーを捌きながら降りていく。ホント嫌になるほどコーナーの連続だ。しかし、ふと絶景に立ち止まり仰ぎ見れば、気持ちの良い秋空に鰯雲。あぁ本当にバイクって良いなと思う瞬間だ。
里に降り立つと、道の両脇に雪国特有のかまぼこ型の屋根が目立つようになってきた。昼食休憩の予定であった道の駅ゆのたにが近づいてきたが、先ほどから対向車線には銀山平に向かう観光バスも多く、平日だというのにきっと混雑していることだろう。この静かなツーリングには観光客でごった返すガサガサした所は相応しくないのではと思い、少し足を伸ばすことにした。
小出からは国道252号を使わず、これまた鄙びた裏道(広域農道)を使って気持ちの良い走行である。農道の果てで国道252号へ合流し、道の駅としては地味な道の駅いりひろせで休憩とする。
特に変わったメニューも無かったが、蕎麦とうどんのセットと豆腐を頼んだ。名物と称される女神豆腐は、きめ細かなのどごしの中にもしっかりとした大豆の風味がありなかなか旨かった。
枝折峠 | 同 左 | 蕎麦+女神豆腐 |
道の駅いりひろせを後にすると、国道252号はどんどん高度を上げていく。六十里越だ。先ほどから付かず離れずオモチャのような線路が見えていた只見線の軌道も、遂に峠ではトンネルに吸い込まれていきしばしのお別れ。国道のほうも六十里越トンネルを抜けるとそこに田子倉ダムが姿を現す。
道駅いりひろせ | 六十里越へ | 田子倉湖が見えた |
百名山・百名水などがブームになって久しいが、ダム湖百選なんていうのもアリなのか。(下の写真左)
何でも百にくくれば良いというものでは無いだろうというツッコミはさておいて、ダムより高度を下げて只見の街へ到達。本来ならばここで国道289号へ折れるのが無難なところだが、今回はあえて国道252号を会津若松方面へ向けて進む。
すっかり川幅も広くなり、たおやかに流れる只見川を伴って暫く走る。横田の集落を右に折れると県道352号の松坂峠超えだ。この県道は南方を通る国道289号と共に冬季閉鎖になる。冬場は難所なのだ。
県道352号はありふれた裏道県道の風情そのもの。対向車後続車共に皆無だ。松坂峠に近づくにつれ、見事なまでの紅葉を一人占めして走行することができた。やがて国道289号へ合流すると暫しの道草もおしまいである。
田島のコンビニで休憩をとっていると、西の空が幾らか赤みを帯びてきている。明日も天気が良いのだろう。さぁあと少し。今日一日走ってきた道の情景に思いを巡らせながら宇都宮に向けて国道121号をひた走る。
田子倉ダム | 県道352 | 同 左 |
20年近くも前に一度新潟から尾瀬を抜けて五十里湖へ至る国道352号を車で走ったことがある。奥深い峻険な山岳道路ゆえ午前中と午後、それぞれ新潟側尾瀬側と片側通行。加えて二輪は通行禁止区間という難所であった。当時は路面もあまり良くなく、ガードレールが未設置なところ随所にあり落ちれば一発で終わりというポイントが至るところに待ちかまえていた記憶がある。
(注記)現在は道路やガードレールも整備され安全に走行出来るようになっているが、車幅が狭い為4輪ではすれ違いに苦労する可能性は大きい。
昨年、この区間の二輪通行規制が解除されたと聞いた時、かつて深い感銘を覚えたあの人を寄せ付けぬ険しい景色に胸を躍らせた。是非バイクで走ってみたいという気持ちが沸き上がってきたのは言うまでもない。計画は去年から練っていた。だがなかなか実行に移す機会に恵まれず、ついに今秋決行することが出来た。
メンバーはYAHOO掲示板で募った4名。計5台のグループである。険しい山を越える長丁場には手頃な台数だ。
早朝に宇都宮を出発。会津田島の道の駅までは防寒対策が甘かった。震えながら初秋の寒気に耐える走行だ。兜の緒を締めてでは無いが、道の駅でしっかりと防寒をする。檜枝岐を過ぎるとどんどん高度が上がっていく。尾瀬を過ぎ、標高最高地点の御池あたりは赤い葉もちらほら。澄んだ空気に美しく映える風景。
一旦高度を下げて谷沿いの道を北上していく。沢から浸みだした水が道路に流れているという事を事前に聞いていたが、むしろ道路が沢の一部になっているような箇所を幾度も渡っていく。 やがて道が奥只見湖に突き上げる頃、湖の南側の斜面をトラバース気味にぐるっと廻って向こう側に出るとそこには雄大な景色が広がっていた。向かう谷の山腹に、どこまでも張り付いていく通筋が延々と見える。
銀山平まで一旦降りると、やっと観光地然とした面持ちにほっとするのは来し方の秘境の奥深さ故か。
ここから西を目指すには枝折峠を越える。枝折峠からも山肌に縫いつけられたような道が延々と続いているのが見える。霞の彼方の更なる向こうが目指す小出の市街地である。一体あんなところまで行けるのかしらんという錯覚を感じるのもまた景観のスケールの大きさであろう。
谷の向こうの通 | 同左 | 奥只見湖 |
枝折峠から小出方面 | 枝折峠 |
小出ICから関越自動車道に入りしばし高速走行を楽しむ。一挙に緯度をワープした我々は月夜野ICで降り、広域農道「望郷ライン」を使い東へと進む。良く整備された道路、通行する車両も殆ど無く税金の無駄遣いの象徴とされている傾向のある広域農道であるが、ここ望郷ラインもまた例に漏れず絶景の中の快適ワイデング路。バイク乗りなら放っておけるわけがない。
走りに没頭して写真が全く無かったが、今度来るときはゆっくりと景色を切り取りながら走って見よう。
やっと梅雨が明けたと思ったら、今度は台風5号。今年の天気はかなり不順というか荒れ模様というべきか。
そんな中、「梅雨明けツーリング」を企画してみたが、当初予定の7月29日は未だ梅雨明け切らず。
そして翌週5日は台風の置きみやげの湿った空気が大気を不安定にしている中、いまいちスッキリしない予報で出発。
今回のコースは、小来川から滝ヶ原峠を越えて、日光・金精峠と進み、赤城山から足尾へ抜け粕尾峠を通りフィニッシュ。標高を上げたり下げたりの連続コースだ。
走り出してしまえば、多少の空の暗さが途中見え隠れするものの、じりじりと照りつける日差しは立派な夏の一日。途中の休憩は重要な水分補給タイムでもある。
バイクに乗らない人、乗っていても街中で半袖で走っている人には解らないかも知れないが、転倒時などの安全面を考えると、長袖のウェアを着るのは我々ライダーの常識だ。
が、しかし、この暑いさなかに長袖とは兎にも角にも暑い。走っている最中は比較的良いのだが・・・
かくして、休憩時には一斉にウェアを脱ぎ水分補給となる訳である。
こんな時は標高の高い部分を走っていると本当に気持ち良い。
涼しい! いや、ひょっとすると肌寒いといったほうが正解な時もある。
冬の寒さ、夏の暑さ。そんなものを感じながら走るバイクはやっぱり楽しい。
いつもの明智平 | 赤城山、大沼湖畔 |
今年は入梅したら速攻梅雨の中休みになってしまったりと、冬に続いて異常気象のオンパレードといった感じが続いている。雨が降ったの降らないのといったことは、たかが「外遊び」への影響を憂慮する程度の自分にとってはさしたる問題では無いが、農業関係者や季節商売者にとっては深刻な問題と言わざるを得ないだろう。
さて、このような社会的問題とはほど遠い事で恐縮だが、ツーリングも随分ご無沙汰だったところ、いつものYAHOO仲間で企画があり、待ってましたとばかり参加することにした。
直前までの天気予報は、ストラックアウトでいきなり真ん中を抜いたように梅雨の中休みよろしくお日様マークの予報。蓋を開けてみれば、お日様は前日の土曜日に店じまいといった感じで今ひとつはっきりしない空模様であった。それでも肝心な部分は、おおむねドライな路面を走行することが出来て、まずまずなツーリング日和。何よりも久々に仲間との走行で楽しい時間を過ごすことが出来た。
コースは、日光-光徳牧場-山王林道-五十里湖-R400で塩原-スープやきそばで昼食-八方ヶ原-大間々往復-帰路といった山間主体のコース故、いやがうえにも「山」が視野に入ってくる。
山王林道最高標高地点では、何台かの車が駐車していたり、切込・刈込方面や太郎山への道標がちらっと見えたり・・・。いずれにせよそのうち山登りでも是非訪れてみたいものである。
塩原のスープ焼きそばは、昼のピーク時間をややまわっていた為、10人以上の大所帯なのにすんなりと店に入ることが出来た。自分は普通盛を頼んだが、仲間内で特大盛りを頼んだ人がいたので失礼して写真を一枚パチリ。
明智平で休憩 | 川俣 噴泉橋 | スープ焼きそば 特大盛り 奥が大盛り |
連休後半初日。
時間が空いたので、ソロでツーリング。
今年は雪が少なかったので、金精峠の『雪の壁』も、もう無くなって雪解け水を浴びることも無いだろうと思い、金精峠を越えて赤城山に北面からアプローチすることにしました。
朝、思いつきで決めた行動故自宅9時発のスロースタート。
いつものスタンドいつもの北道路、日光街道をひた走り今年初めてのいろは坂へ向かいます。
GWとはいえさほどの混雑もなく、快適にコーナーを捌き中禅寺湖畔を走る頃にはすっかり気温が下がってきてちょっと肌寒くなってきました。
しまった、重ね着するものを今日は持ってこなかった。
手が冷たいのが堪えてきたので、ちょっと暖かい物で一息入れる為に戦場ヶ原脇の三本松で休憩を取ることにします。ついでに保温性のあるレイン用グローブをシート下から引っ張り出し、皮グローブとチェンジ。
それにしても流石に観光客で溢れかえってなかなかの賑わいです。
バイクもかなりの数が、ソロやグループで走っていますね。
道路電光掲示板で、「この先金精道路はチェーン等滑り止めの無い車は通行出来ません」。
それは困ったな。まぁいいか、行ける所まで行って駄目だっら戻って来ればいいか。
ということで取りあえず出発。
金精峠方面から走って来るバイクの数も結構多いようだけど、向こう側から越えて来たのか、Uターンしてきたのかどちらなのだろうと悩みつつも、金精峠入り口へ到着。
まずは周辺には全然雪も無いようです。
結局、標高の最高地点を過ぎてもたまに雪解け水が路面を濡らしているところがある程度で、まったく問題なく通過することが出来ました。
でも寒い訳だ。丸沼高原スキー場は営業中で、スキーヤーがたくさんゲレンンデを滑っているんですから。
(写真左)金精峠、石楠花平より男体山
(写真中)菅沼キャンプ場前
(写真右)丸沼高原スキー場
高度が下がると共にまた気温が戻ってきました。
片品村では桜が満開。ここも宇都宮とは1ヶ月遅れの気候のようです。
観光客でごった返す吹割りの滝を過ぎ、「赤城山」の標識に従ってバイクを進めます。
山あいの道にさしかかり薗原湖を抜けるといよいよ本日のメイン、赤城北面路へ突入!
実に良いワイディング。丁度お昼前で空腹でしたが、走りのほうはおなか一杯になりました。
目の前に湖が飛び込んできて大沼に到着です。
ここで昼飯をとる事にしました。
しかしバイクが一杯居るなぁ。
普通のツーリンググループにモンキー集団、旧車会の方々も(^^;
食事の後は少し奥へと走り覚満淵展望台へバイクを駐めて眺望を楽しみました。
ついでにアイスもね。
実はこの覚満淵展望台で山をバックにしたバイクの絵。
以前Ape100で同じ場所から撮ったことがあるんですよ。
(写真左)片品村にて 満開の桜と
(写真中)赤城山 覚満淵展望台より駒ヶ岳
(写真右)見た目以外これといった特徴も無し
下山は県道16号大胡赤城線。
この道は以前もApeで通ったことがありましたが、あまりにも道が狭くてタイトで、GSXではちょっと難儀です。2/3程降りたところで四輪のトロトロに捉まってしまって超徐行運転の連続。
クラッチの重いGSXはこういう時辛いです。
R353へ入り、右手に赤城高原の風景を楽しみながら進むと、程なく桐生の街中へ。
梅田湖を目指し北上します。
朝の天気予報では夕方雷雨の可能性もありという事だったので、西の空を気にしながら走りましたが、なんとか大丈夫そうな感じです。
桐生川ダムで小休止を入れて、例の普通二輪通行禁止の区間を抜け田沼へと向かいます。
こちらは大型なので何もやましいことはないのですが、たまに原チャリのお兄さん達が勇ましい音をたてて走っていました。他にも明らかに400ccなバイクも走っていて事実上規制は殆ど守られていない模様です。
田沼からは走り慣れたR293を辿ります。
途中葛生を過ぎたあたりで「宇津野洞窟」なんていう標識を見つけて寄り道です。
ほんの小さな洞窟でしたが、自分以外にすれ違いで数える程しか訪れる人も無く、暗い洞窟の中ではちょっと心細くなりました。
無事自宅へ着いたのが夕方の丁度5時頃。
約250Kmの気ままな旅でした。
(写真左)赤城神社先 沿道のつつじが綺麗に咲いています
(写真中)桐生川ダム
(写真右)宇津野洞窟
「満開の桜と新緑の会津を行く」というコンセプトで立ち上げた今回のツーリング企画。
新緑というのにはちょっと早かったようですが、宇都宮からちょうど月遅れの桜(柳津近辺)、舟鼻峠の残雪など、昨年の単独ツーリングの時の感動と期待を裏切られることなくトレースすることが出来た今回のツーリングでした。
舟鼻峠の鄙びた雰囲気と残雪の語る山深さもよいですが、昭和村から県道を北上し、たおやかな只見川よこたう柳津へ向かう道すがらの純朴な風景は、さながら一幅の山水画と言っても過言でないと思うのは私だけでしょうか。
今回はそんなルートをYAHOOの掲示板仲間と走って来ました。
ルート概略はこちらでどうぞ。
(写真左)山肌に残雪残る舟鼻峠 今年は去年より少なめでした
(写真中)道の駅「会津柳津」にて 肝心の桜を撮り漏らした(;_;)
(写真右)喜多方ラーメン「まつり亭」にて、舞茸ラーメン
3月17日から更新がストップしていましたが、久々にバイクネタで更新です。
3月後半から、息子の引っ越し騒ぎでカレンダーの赤い日は全て自家用車で引っ越し。そしてやっと4月7日に全て終了。思えば親馬鹿なんであれやこれやと手をかけすぎるんですね。
自分が同じように18の時に単身宇都宮に来た時は親の見送りもなかった記憶が・・・
で、話を戻して、
行ってきましたよぉ。久々のマスツーリング。
バイクは一人で走るのも良いですが、グループで走るのも一体感があって楽しいものです。
今日はいつもと少し違ったグループでの参加でしたが、新しい仲間も増えました。
沿道の桜や花ですっかり色づいた風景を楽しみながら、自然の息吹を感じることの出来た春らしいツーリングとなりました。
前日までの予報ではほぼ絶望的な天気故、一度は開催中止となったものの、幹事役の方のはからいで、午前中の晴れ間を縫っての近場(といっても自宅から200Km超)ツーに急遽変更に。
実は、今年は年初からずーっと低山巡りに明け暮れていたので、バイクは乗っても100Km程度。
それも全てソロ。今日の近場ツーは久々に刺激的な1日でした。
2006年の走り納めで白河ラーメンを食べに行ってきました。
ごく数人でスタートしたこの企画も、集合地である道の駅芳賀に行ってみると総勢10名の参加者に圧倒。皆さんやはり走り納めたい気持ちは一緒のようです。
今回のコンセプトは、出来るだけ国道を使わずに鄙びた裏道専科で白河まで登るというものに照準を絞ってコース取りをしましたが、なかなかに面白い結果となりました。
その1. | 地図で一番細い幅の道路は実際にそれなりに狭い |
その2. | 日本はまだまだ広い!こんなところにこんな景色が! |
ってまぁごく当たり前の事なんですが、経験は宝なり。その狭ぁい道を砂利に足を取られながら走ったり、思わぬところで思わぬ風景に出くわしたり、これだからバイク乗りはやめられない。そんなことをつくづく感じた1日でした。
いよいよ今日で走り納めの2006年。
来年も良い走り年でありますように!
朝晩の冷え込みがめっきりきつくなってきた。宇都宮は今日初氷を観測したとか。どうりで今朝は寒かった訳だ。
本格的に寒くなる前にちょっとひとっ走りしてこようということで、今日は久しぶりに一人で気ままな旅。
朝8時半。いつものセルフスタンドでGSXを腹一杯にして宇都宮環状線を軽快に流す。今月は3日以来乗っていなかったので久々のGSXの鼓動が楽しい。いやぁそれにしても冷たいよ。空気が。
一応「真冬」の格好で出てきたので寒くはなかったのだけど、唯一オーバーズボンが手抜きで自転車用。ちょっとすーすーするなぁ。バイク用の履いてくれば良かった。
いつもの道順でまずは粕尾峠へ向かう。中粕尾、上粕尾と標高を上げるにつれて気温もどんどん下がってくる。おまけに山が深くなって日陰が多いので寒さもひとしおである。
冬用のグローブでも指先の冷たさをひしひしと感じ、粕尾には既に冬が訪れていることを知る。
路側にある木の紅葉が綺麗(ちょっと電柱の支柱が邪魔かな)
山の神を越え、いよいよ粕尾峠手前の急カーブへさしかかるが、若干の枯葉はあるものの、道は比較的走りやすい。足尾側の下りに工事中の箇所が数カ所あったがこちらも走行に特に支障は無い。上粕尾あたりで見事だった紅葉も、峠頂上付近から足尾側はすっかり落葉し寒々とした冬景色にすっかり落ち着いていた。今年の春、新緑が芽吹いた頃に走った時の景色が嘘のようである。
無事足尾側へ降りきりR122へ。足尾町内のR122もまったくと言って良いほど対向車後続車無し。まぁバイパスなんであまり地元の人は通らないのだろうけど、ホントに気味が悪いほど閑散とした国道を通り草木湖へ到着。
ドライブインで休憩をしようと思ったがままよ、もうちょっと走ってみようと「道の駅くろほね・やまびこ」にバイクを止めた。紙カップのコーヒーが凍えた指先を温めてくれる。
駐車場に止まっていた北海道ナンバーのバイク2台が気になったが、オーナーさんは食事中なのだろうか、周囲にはそれらしき人もも見あたらず。
道の駅に入ってくるバイク。ダム方面へ向かって快音を残しながら走り去るバイクも徐々に増えてきた。まだまだこの時期バイク乗りは皆さん健在のようである。
大間々、桐生を通り抜け県道66号を北上する。通るたびに思うのだが、群馬大工学部手前の天満宮付近の雰囲気が好きだ。正面に天満宮の境内を見やりながら緩やかにカーブしていく県道の佇まいがなんとも良い雰囲気なのである。
道は程なく再び市街地から山間部へと向かい、桐生側ダムを擁する梅田湖へ到着する。
この先梅田大橋で湖を渡り、足利側へ向かう道は中型二輪は通行禁止なのである。
よほど二輪の事故が多い故にこういう措置なのだろうか。大型を含め二輪すべてが禁止というのはよくあるパターンだが、中型二輪限定というところが謎。
参考http://www.mattyan.sakura.ne.jp/blog/2006/02/post_20.html
田沼を抜けて、「道の駅どまんなかたぬま」にて丁度12時。昼飯といっても一人で食堂に入るのもつまらないし、適当に買って駐車場のベンチでひなたぼっこをしながら頬ばっていると、なかなかぽかぽか陽気。
さあ、そろそろ帰路につかねばならないなと思い地図を広げて見ると、渡瀬遊水池が近いことに気づいた。実は栃木に来てからもう30年あまり経つが、未だ彼の地を訪れたことは無かった。距離もさほど離れてはいないので向かうことにする。
県道9号を辿り、丁度遊水池の真ん中あたりにあたるところにある駐車場にバイクを止めて少しだけ歩く事にした。
いつも見慣れている筈の男体山もこれだけ離れているとちょっと違った面持ちである。更に、ついさっきまで足尾側から丁度南面の男体山を仰ぎ見ていた自分に気が付き改めてびっくり。
夕方用事が入っているためゆっくりする訳にもいかず、遊水池の散策もほどほどにバイク
に戻る。
しかしなかなかのんびりした良いところ。是非今度じっくりと訪ねて見たいものだ。
道路は県道から国道354へ合流し、遊水池から流れ出る渡良瀬川をまたぐ三国橋を渡れば古河の市街地へ。谷中湖とはここでお別れである。渋滞の続く国道125から国道4号バイパスへ入り、ひたすら宇都宮を目指す。ハイウエィのような新4国の流れに身をゆだね、快晴に恵まれた今日のツーリングの余韻にひたる。
今回は北茨城の大津港にある海鮮食堂松野屋へ行ってきました。
http://www.matsuno-ya.com/
HPを見ていただけるとわかるように、海産物売り場と食堂が併設、国道沿いということで場所もよいためいつ行っても満員盛況。
ここで食べる「穴子丼」(800円也)がまた旨い!
ということで、この「穴子丼」を食べようというのが今回のツーリングの目的です。
11月3日は晴れの特異日という定説を裏切らず、終日穏やかな好天に恵まれ、気温も朝晩いくらか肌寒かったですがツーリングにはうってつけの一日でした。
最近一日目一杯晴れたツーリングが無かったので余計ありがたく感じました。
いや、しかし北茨城方面の道はガラ空きの道が多くて快適そのもの。
穴子丼でおなか一杯。
快適ロードで走りの方もおなか一杯になりました。
関連記事:穴子丼コースのご紹介
今年もやってきました紅葉シーズン。
去年ソロで走ったコースをみんなで走ったら愉快だろうと思い、YAHOOトピで企画を立ち上げたところ多数の参加。全11台の隊列になりました。
一ヶ月前くらいから紅葉の見頃を調べて日程を決めて、さぁいざ走ってみるとなかなかに紅葉の見頃ずばりといった風にはいきませんでしたが、それでもコース全長400km超のツーリング。旅の風情は充分に楽しむ事ができました。
個人的にメインディッシュ(景色のね)だった奥利根の照葉峡は予想通りの素晴らし風景で満足。
逃げ場の無い細い一本道故、四輪が先に詰まってて走りはいまいちでしたが、景色がメインなら納得かな。
山王峠、駒止峠、田子倉ダム、六十里越え、そして奥利根郷と照葉峡。
最後の中禅寺湖畔からは想像を絶する紅葉渋滞で、まぶたに残る鮮やかな奥利根の風景もちょっと色あせちゃいましたが、ぐるりと巡って4県股旅紅葉の旅。秋の日の楽しい遠足でした。
(肝心の紅葉の写真が撮れなかったのが残念!)
あまりにもの好天気。今日はバイクに乗る予定ではなかったのですが、ついGSXに火を入れてしまいました。
午前10時頃出発で持ち時間3時間。
何処行こか?と軽く思案。
そうだ9/26に無料化した霧降に行ってみようと出発。
道もいつもならお決まりの県道22号(通称新里街道)を使ってショートカットするところを、わざわざR119でのんびりと走りました。
やがて進行方向に男体山の山陰がはっきりしてくると、初めて原付でいろは坂を目指した時の高揚感が蘇ってきたりして。
(嗚呼ノスタルジック)
やはり日光方面はこの道が王道なんだねって。
久しく霧降有料は走っていなかったので日光駅前の右折ポイントを間違えそうに。おっととっと。
入り口料金所の建物を丁度撤去工事中の為若干の通行規制が有ったものの他は至って快適・・・と言いたいところですが、やはり4輪の数が多くて比較的低速進行を強いられるも、同胞のバイク乗りも大変多く見受けられました。(写真右)
帰りは来た道往復でも良かったのですが、気が付いたら?栗山へ降りてました。後はこれまた気が付いたら?竜王峡を過ぎてすぐに県道63へ逸れて山中に分け入れば、ここにもすれ違うバイクが結構いました。
流石シーズンたけなわ!バイク乗りにとっては一番よい季節ですね。
10月のツーリンング予定は2回と決めているその1回目。
ビーフラインを抜けて奥久慈周遊、茂木北部の快適県道三昧ツーリングに行ってきました。
同行の面々はYAHOOトピ仲間8名の計9名。
前日までの天気予報は雨の確率70%。こりゃ延期かなと心配していたところ前日になって終日曇りの予報に。秋雨前線の気まぐれに救われました。
それにしても、いつも思う茂木北部の快適県道達。
というか、他のエリアにも広域農道など快適な地方道は一杯あるんでこいつらを走らないテは無い!と痛感した一日でもありました。
昼飯は西金砂にある最近流行の村おこし蕎麦屋(写真右)へ。
「西金砂蕎麦」、結構有名らしいです。山の中にひっそり佇む店構えは好感ですが、いまいち味オンチの私には甲乙付け難し・・・でした。(もちろん美味しかったですが)
てな訳で、のんびりと田舎道を堪能した1日。
国道しか通らないあなた。渋滞の酷道より、風光明媚な県道を走りませんか?
約1ヶ月ぶりにバイクに乗ることができました。
今日は機種バラバラの「異種混在ツー」。
モンキー(改100cc)、Ape(タンク以外改)、カブ70(Normal)、オフ車、ネイキッド、SS、ツアラー。完全にばらんばらんの構成でなかなか爽快。
きっと沿道の人(ちょっとバイク知ってる人)からは「なんじゃあれは」という熱い?まなざしをうけていたこと間違いなし。
ちっこいバイクはやはり単車乗りの原点。誰しも初めて跨ったバイクにはドキドキした思い出があると思います。余裕があったら1台所有してみたいものですねぇ。
ツーリングは茂木道の駅で2時前に解散となり、ソロツーに切り替えて、緒川・美和と抜け県道32号(写真右)にてタバッコ峠越え。大子経由で戻りました。2度目の県道32号沿いは相変わらずのんびりした佇まいでした。晩秋の頃にまた走る予定です。
(画像左はGPSで取得した実走行軌跡を衛星画像にプロットしたもの)
梅雨も明けて列島猛暑に包まれるなか、爽やかな高原のそよ風を求め浅間山を目指しツーリングに出発。
と言えば格好良いですが、単にロング(長距離)が走りたかっただけ。
今回はお馴染みYahoo掲示板仲間とのツーリング。
朝5時半過ぎに自宅を出て、集合場所を重ねるうちに全9台の大所帯になりました。ツーリングの言い出しっぺなので、付け刃のハンディGPS頼りに初めての道を先導。ハラハラドキドキでしたが、無事道に迷うことも無くほっとしています。
出だし区間は宇都宮から南下し、R50を西へ西へ。
途中県道へそれ高崎市内を通過。その後R18を辿り軽井沢へ。
流石この区間は幹線道なので4輪の流れに乗りながらもなかなかのペースで粛々と進行。
軽井沢手前で碓井峠旧道を通過。
「もう結構です」というほどクネクネが続くとは聞いていたものの、ずーっとタイヤの真ん中しか使わなかった走行が100Km以上も続いていたので、クネクネを楽しむ内にあっというまに軽井沢へ到着。
軽井沢って初めてだけど、なんか「お軽井沢でございます」ってな雰囲気がぷんぷんしてました(笑)
旧軽井沢方面へ進むと、木立の中にバンガロー(別荘?)の集落が出現。
うっそうとした木々が夏の暑さを遮り文字通り「避暑地」の趣。
その後鬼押しハイウェイに入ると雄大な浅間山の山腹が見えてきました。
残念!写真撮るの忘れたぁ。
程なく本日の唯一の観光スポット、「浅間記念館」へ到着。
腹ごしらえを済ませバイク記念館の見学となりました。
http://www.asamaen.tsumagoi.gunma.jp/kinen/
さてさて午後は鬼押しハイウェイを乗り継ぎ一路草津を目指します。
途中ちょっとしたハプニングがあって、休憩ポイントを通過した組が通り過ぎ、「おーーい止まれ」も虚しく彼方へ。追いかけ追いつき戻って合流。
楽しい想い出ができました。
草津の手前、白根山付近は標高も2000m超のエリアだけに、気温もぐっと低め。炎暑でほてった体がクールダウン。ちょっと寒いかなといった感じでした。
草津温泉から日本ロマンチッック街道と称されるルート群を縫いながら中之条・沼田へと抜け、ここで埼玉より参加の2名とお別れ。
で、普通なら南回りで県南目指して帰ったりするものなのですが、今回の企画は日光周りなんですね。メインディシュの後にもう一皿追加したような気分で金精峠を目指し、イロハ下りとバイクを進める一行でした。
でも仕上げっぽくて私は結構楽しかったですよ。
企画コース行程400km。それもオール下道。参加者の中には自宅からの走行距離が500Kmもあった方がいたりと、かなりの長丁場ツーリングでした。ロングといえばソロで気ままに走るのも良いでしょうが、大袈裟な言葉になりますが、苦楽を共にするような一体感があってなかなか楽しいものです。ショートのマスツーリングには無いまた違った一面を見ることの出来た一日でした。
連休に1日フリーな日が出来たので待望のロングツーリングを敢行しました。
コース概略
会津田島-舟鼻峠-会津柳津-喜多方-五色沼-猪苗代湖-湖南経由-羽鳥湖
朝6時起床。いつもと同じように食パンをほおばり、支度を済ませ6時40分にいざ出発。
行きつけのスタンド(セルフ)でGSXも満腹にして宇都宮北道路を暖気運転も兼ねて軽く流す。朝のこの時間でもすっかり寒く無くなった。バイク乗りにはいい季節である。
北道路とR119の合流点で、丁寧にレストアされた都内ナンバーの250ccのデュアルパーパス車(恐らく20年以上前のバイク)としばしR119を併走。
彼は日光方面へ、私は鬼怒川へ向け進路を別にする。
走り慣れた道を鬼怒川温泉、川治温泉へと進む。
通過箇所の気温についてはよく調べたておいたので、春向き軽装では山間部がきついと思い、上は冬用ジャケット、インナーは薄手1枚、寒さしのぎ用に厚手を1枚携行、下はももひき+Gパンのいでたちである。
川治温泉を過ぎたあたりからにわかに気温が下がり始めた。
三依の集落を抜けR400と合流するあたりになると、桜の木も未だつぼみが多い。恐らく宇都宮市内とは1ヶ月程気候がずれているのではないだろうか。
田島の道の駅にて1回目の休憩だ。
上着を1枚重ねようと途中考えていたが、丁度気温が上がり始めたのだろうか、幾分暖かさが戻ってきた。
流石に指先は少し冷たいので、やはり持参の雨用グローブを装着することに。
グローブは春秋用の薄手にての出発だったが、まだ早春の山路には少し早かったかな。
ちなみに雨用グローブは、防水性もさることながらちょっとした保温性もあるので、今回のような場合にはなかなか重宝する。
道の駅を立ち会津田島へ到着。
R121を左折して程なくR400へ分け入る。めざすは今日の第一目標「舟鼻峠」である。
R400の最初のアプローチはこれぞ3桁国道と言わんばかりの狭小路であり、これが延々続くのかと少しびっくりしたが、すぐによく整備された道路が出現。
舟鼻峠は会津下郷から来る道が途中R400となり舟鼻トンネルとなっている。今回のルートである田島側からは直接このトンネルにアクセスすることは出来ないが、現在接合部分を工事中であり、近々開通しそうな模様。そのあかつきには旧道である「舟鼻峠」はやがて通る者も少なくなり、整備もされぬまま通行禁止へと朽ちていくのであろう。
役割を今まさに終えようとする「舟鼻峠」。雪深い里に確かな道筋を築いてきたその急峻な上り坂を一つ、また一つと越えていく。
路面の所々に山肌の根雪が解け出している箇所が増えてきた。雪壁、というほどではないが根深く残る雪塊を見るにつけ冬の豪雪期に思いを馳せる。
昭和村に入る手前で一旦R401へ折れ、更に交通の閑散としたK32へと進む。
丁度K32の分岐点で撮影したこの写真を見て貰っても解る通り、道にこそ雪は無いが田畑はまだ根雪がぎっしりである。それでも随分と少なくなったのだろう。
途中幾つかの小さな集落を通り過ぎ、西山地区にさしかかる。
ここには珍しい地熱発電所や西山温泉があるが、なかなかのんびりした佇まいに思わずバイクを止めて一休み。時計を見るとなんとまだ10時前。今から喜多方まで走ってもまだ昼飯にはちょっと早いかなぁと地図を眺める。結局初志貫徹でそのままR252を目指したら、途中で一カ所道を間違えて三島地区へ。怪我の功名なるかな、見事時間調整。
後続車、対向車のまったく無い地区をひた走ってきたせいか、しばらくは人肌懐かしく大きな国道(比較論?)をGWの行楽車と共に走る。
程なく、更に大きなR49に合流。さすがは日本海と太平洋を結ぶ幹線だ。磐越道のある今なお、地域の暮らしや経済を支えてやむないR49は、ひときわ明るく広々と感じられた。
R49の左手には磐梯山を臨む。堂々としたその山肌と、遠く右手奥に会津盆地を眺めながら爽快な気分で走行することしばし。景色も良いし・・・あ、やはり下界はちょっと暑いかな。ジャケットの襟口をちょっと開けながら会津の春風を体にはらませる。
R49が右手に大きく湾曲して会津若松を目指そうとする直前、K33へと直進すると益々磐梯山の威容が近づいてきた。第二目的地の喜多方まであと僅かである。R121に入り喜多方へ向けて北上する。
いつも思うのだが、我々の生活道路としての日光街道(R121)は福島県下郷町でR118と合流し、その後忽然と会津若松市内よりR121は出現する。他にも似たようなケースは多そうだが、道は面白い。・・・まぁ単に道路行政のいたずらに過ぎないのだろうが。
ちょっとした渋滞に揉まれた後、塩川を通り過ぎ、喜多方の郊外にある今日の昼食をいただく喜多方ラーメンの店、「まつり亭」に到着。
喜多方自体訪れたのが今回が初めて。ましてや、はずせないラーメン屋など知る由もなく、ネットで検索してたまたまわかりやすい場所にあったというだけの不純な選択動機ではあったが、味はなかなかのもの。ネギラーメンを注文したが、しっかりした味わいのスープに太い麺。そして何よりも肉嫌いの私にも美味しくいただけたよく味付けされたチャーシュー。
まだ、昼の12時前というのに店内は完全にお客さんで埋め尽くされている。他にも有名ラーメン店がひしめいているというのに、流石ラーメンの街喜多方である。
ラーメンを食べて益々暖かくなった体に冬用ジャケットが少し辛い。じっとり滲む汗を我慢して、R459を五色沼方面へと標高を上げていくと、ついさっきまでが嘘のようにまた路側に根雪がちらほら。快適なワインデイングを過ぎ、檜原湖畔が見えると程なく道の駅裏磐梯へ到着。
バイクも数台止まっている。見ると片手にアイスのライダーさん達が。
ツーリング中一回ははずせない(笑)アイスを今日はここで頂きましょう。
田舎の道の駅ではありがちな蕎麦のアイスだが、普通のやつと少し違うやつ(名前失念!)の2種類あり、普通じゃない方を注文。なかなか美味。
家への土産を買い、ほぼ折り返し地点であるこの場所から再びバイクを走らせる。
R459を南下し猪苗代湖を目指す。途中で1カ所予定のポイントを曲がりそびれたが、目的の道とほぼ併走していることを事前に知っていた故にあえて古い道を楽しみながらもあっという間にR49へ。猪苗代湖との出会いである。
猪苗代湖を見るのは実に20数年ぶり。ほぼ私のバイクブランク期間に等しい。この地に来たのはスキーを含めて車で幾度かあれどバイクでは初めて。
R49が猪苗代湖と離れようとする上戸の交差点をK9へと右折する。
交差点を過ぎ湖面を右に臨んだ瞬間、サーっと冷たい風が吹いてきた。まるで夏の暑い盛りに冷凍庫の冷気を胸元に感じるようなあの冷気。
どうやら湖面から特定の方向にのみ風が吹いているようだ。自然とはかくも興味深いものである。バイクに乗っていなかったら絶対に解らなかった事を体験してちょっぴり感動する。これだからバイク乗りはやめられない。
猪苗代湖の東側をぐるりと廻るようにして南の果てまで走ると、同じく湖の西側よりやってくるR294と出会う。
白河に向けて走るR294は終始快適なツーリング路であるが、今回は直接白河へ向かわず、ちょっと脇道へそれ、R118を使い羽鳥湖へ立ち寄ることにする。
R118はそのまま西へ進めば田島の北東方面の会津湯野上温泉あたりへ到達出来る。次回はこの辺のコースも是非走ってみたいものだ。
羽鳥ダムで写真を撮り、湖沿いをK37で辿っていくと、唯一賑やかな「羽鳥湖高原レジーナの森」入り口近辺の休憩場で一休み。
物産店があり、山菜の天ぷら盛り合わせに思わず目が釘付け。残念な事に一人で食べきれる量でもないし、持ち帰るにしてはちょっと難しそうなので断念。缶コーヒーで休憩していると、先客の原付二種ツーリングのライダー達が自慢の愛車から甲高い音を立てながら出発していく光景も。
ツーリングも殆ど終わりである。白河までの淡々とした道のりを経て、久しぶりに大都会?のR4を白河ICへ向けて走る。燃費の良いGSXといえどもこの時点で300Km以上走っている。念の為8L程給油してから高速へ乗り入れる。
矢板IC手前で渋滞が始まるのは行楽シーズンのお約束。すり抜けするのは好きじゃないんで矢板ICで高速を降り、いつもの慣れ親しんだ道で自宅を目指す。
本日の走行:約410Km 休憩含めて約10時間半
ヤフー掲示板仲間のツーリングで、北茨城は鵜の岬
http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=36.39.40.900&el=140.43.2.461&la=1&fi=1&prem=1&pref=%b0%f1%be%eb&skey=%b1%ad%a4%ce%cc%a8&sc=5
に行ってきました。
企画された方の豊富な道路選択のお陰で、楽しいライディングを堪能。
程よいワインディングと程よいペース。路面状況が良くない冬の間に封印された、走りの醍醐味が蘇ってくるようなそんな春の訪れを感じた一日でした。
天気のほうは天晴れとはいきませんでしたが、予報に含まれていた傘マークの洗礼も無く無事走り通せて結果オーライでした。
YAHOO掲示板のバイク仲間と土浦にある「小櫻」へ行って来ました。
海老風味醤油らぁめんというのを注文(上の写真)。
海老風味と名の付くのは大抵肩すかしな味が今までの経験では多かったものですが、そんな予想を見事裏切ってくれた素晴らしい味わいでした。
なんと言ったらよいかなぁ。ボキャ貧(死語?)なんでうまく表現出来ないんだけど海老の風味がくどくなくしっかりと出ていて美味でした。
店の佇まいは、いかにも腕一本でやってます。うちは小さくてもいい仕事するには今の規模が一番ってな意気込みが感じられてこちらも好印象。流石行列の出来る店はあらゆる意味でインパクトがあるものだなと感にいりました。
ヤフートピの仲間とツーリングに行って来ました。
道の駅二の宮集合。R50経由で笠間から例のビーフライン。
R118から大子へ抜けて昼食。帰りはR461、R293。
今日は3月の陽気ということでまったくの寒さ知らず。
いつもは真っ先に指先が痛くなるのに全然平気な快適ツーリングでした。
しゃもは奥久慈の名物のようで、食事をした道の駅「奥久慈だいご」ではしゃもメニューが満載。
http://r.gnavi.co.jp/Mg/42/3016342.html
きょうはここの「しゃもカレー」を食べよう!というツーリングでした。
肉嫌いの私は天ぷらうどんを注文。
「しゃもカレーツーリング」の意味ないじゃんといったところですが、まあよしとしましょう。
バイクは一人で走るのも気ままで良いですが、グループツーリングは、バイク仲間ならではのおしゃべりや、走りにも一体感があって楽しいものです。
ウエットな路面や融雪剤蒔いた所なんかも走ったので、帰宅後にバイク購入後初めての洗車をしました。
いやそりゃもう、はじめて子供を風呂に入れた日のように腫れ物に触るようにといった感じで(o^.^o)
本日の走行192.5Km 累計857Km 慣らし終了まであと143Km
(今月中完了は楽勝だな)
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