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2007年01月 アーカイブ


2007年01月28日

今週もまた登りました。

生来の凝り性ゆえ、何事も始まるとしばらくは火照りが収まるまで暫し猪突猛進(今年は歳男です)な私。

というわけで今日も、「そこに山があるから」登ってきました。

本日は、多気山(たげさん)(377m)。

宇都宮市民にとって多気山といえば=多気山神社という感じですが、今日は何故かいつにもまして神社に向かう人が多く、神社手前の駐車場がほぼ満車状態。下山時には路駐で溢れかえっていました。
今日は何か神社のイベントでもあったのかな?

いつものようにコンビニで昼飯とお茶のペットボトルを仕入れていざ出発。
駐車場前の桃畑茶屋脇の登山道から取り付きます。

    

さすが、宇都宮市のハイキングコースに指定されているだけあって、道や指導標の整備もバッチリ。快適に落ち葉を踏みしめながら、丁度案配の良い斜度(私にとっては)を登っていきます。(写真左)

元々、多気山は戦国時代の山城だったそうでかなり屈強な守りを誇示していたそうな。
2/3程登ったところに石版が崩落して置いてありましたが、かろうじて4文字目の「神」という文字だけが読めたけど、これは一体何を表しているのでしょうね。何かいわれのあるものなのか(写真中)

今まで登った他の山なら20分連続で歩く事など出来ませんでしたが、穏やかな登り故に、ほぼ指導標のコースタイム通りの20分で休まず一気に山頂の三角点に到着しました。(写真右)


    

山頂は樹木ですっかり遮られており眺望は無し。唯一南側に鹿沼市街を望むことが出来ました。(写真左)

山頂の少し手前にベンチなども設置されている広場(御殿平公園)があり、こちらで今日は昼飯といたしましょう。(写真中)
コンビニで買ってきたカップラーメンをおもむろに取り出し、500mlのステンボトルに自宅で仕込んだお湯を注いで・・・

ハーハーフーフー。青空の下で食べるカップラーメンは最高!
願わくば景色がもっと良ければね。


下山は、多気山神社脇へ降りるコース、森林公園方面へ真北へ降りるコースの2つがありますが、今回は森林公園方面へと向かいます。
うっそうとした木立の合間から古賀志山の勇姿が垣間見えます。(写真右)


    

御殿平は、神社から登ってくる家族連れの子供達のはしゃいだ声で結構賑やかでしたが、対照的な静けさの木々の中を進みます。途中1カ所倒木で完全に道が遮断されたところがあった他は指導標も完璧に整備されており不安感は全くありません。(写真左)

程なくガイドブックで既知の急坂が出現。トレッキングポールの出番です。
滑りやすい斜面を慎重に下っていくと、下から夫婦らしき二人が息を切らして登ってきました。

(写真中)下山途中より、東側、宇都宮方面

多気山をぐるっと巻く形の舗装林道に降り立ったところで山道は終了です。
後は林道を約700m程伝って駐車場を目指します。
しかし、ここの林道にも不法投棄物が散乱していて嫌な気分になりますね。
都市に隣接している林道はどこも深刻な問題になっていますが、中には明らかに産業系と見られる廃棄物もあり、嘆かわしい限りです。自分自身で出来る事はゴミの持ち帰り程度ですが、何とかして欲しいものですね。

(写真右)林道より、次に狙っている雲雀鳥屋連峰を望む

2007年01月20日

今日の運動は男抱山

こんな近いところにこんな良い山があったとは。

「栃木の山140」でも、インターネットの栃木山行各サイトでも好眺望で評価の高い男抱山(おただきやま)(338m)に登って来ました。

地図にも山名表示の無い超マイナーな山ですが、頂上は評判通りの360度展望で大満足です。

    

ロマンチッック村先、ただおみ温泉を少し過ぎたあたりの墓地脇が登山口です。
指導標は、登山口と山中に唯一これ一つのみ(写真中)ですが、道はかなりしっかりしており、迷う要素はまったくありません。
暫くすると里山特有の急登開始です。(写真右)

今回から超安物(980円也)とはいえトレッキングポール持参です。
下りは当然ながら、登りもお世話になっちゃいました。
楽ですが、杖頼りの軟弱者になってしまうのも問題だなぁ。まぁ無理してもしょうがないかぁ、とぶつぶつ考えながらも途中休み休み登って行きます。


    

山頂一帯はそこだけ岩場になっており、展望が一気に開けました。
山名板が無い代わりに岩に直接書いてありますね。(写真左)
東に向かって撮ったこの写真。ちなみに右側に東北道とR293が交差する景色が見えます。
写真中は、真西側、手前が男抱山の双耳峰である富士山、右奥が鞍掛山方面、真ん中奥あたりが古賀志山なのでしょうか。ちょっと自信無し。

山頂でコンビニ弁当を食べ、風景も満喫したところで双耳峰である富士山へ向けて出発です。
鞍部へ一旦降りてまた登り返しですが、どうも高度を下げるというのは損な気がするなぁ。せっかく登って来たんだから(笑)

程なく富士山山頂(写真右)に到着。こちらも最後は岩1つ登って頂上は全周眺望。
しかし、富士山とはずいぶんまた頑張った名前だこと。


    

(写真左)富士山山頂から男抱山山頂を望む
(写真中)こちらには山名板が樹にぶらさがってました。

岩の多い尾根道、勾配がきつめの樹林帯、トレッキングポールに世話になりながら下っていくと、程なく先ほどの唯一の指導標の分岐点に到着しました。
今日も軽い疲労と共に運動終了!
(登山開始から下山まで、約1時間半)

(写真右)男抱山全景。右が男抱山、左が富士山。
男抱山山頂の岩が少し見えます。

脱!トラウマ

GSXのオイル交換の時期がやってきました。

しかも今回はオイルフィルターも交換時期。

前回の猛省を糧にして手元プルプルさせながら無事作業終了です。
これで一つ前進出来たのね>自分

やはりドレンボルト締める時は緊張しました。
それから、オイルフィルターの脱着工具が締めた後はずれなくてチョイ焦り。
反対側にチョコっと力かけたら簡単に取れたりで、お勉強になりました。

次は難関のタンクはずし&プラグとエアーフィルター整備だなぁ。
今から緊張します。


トラウマ元凶はこちら

2007年01月13日

コンボメニュー

食べ物の話ではありません。あしからず。

今日は午前午後共に少し時間が出来たため、

午前はバイクの初乗り!
午後は低山登山2発目!

と、盛りだくさん(まるでファミレスのコンボメニュー?)の一日でした。

午前中は半蔵山というこれまたローカルな山の登山口偵察を兼ねて、林道・牛沢天王寺線とその周辺をバイクで走行。

結局半蔵山への取り付き口はよく解らなかったので、偵察としては成果無しといったところですが、それにしても宇都宮市内にもこんな林道があったなんて。
眺望のよい箇所は一カ所のみですが、行き止まりの支線とは違って山の向こうへ抜けられるので興味の有る方は一度は走って見ることをお勧めします。
GSXでなんとか走れましたが、やはり軽快なオフ車で走りたいコースです。

この後も周辺を徘徊して、午前中の初乗りは約1時間半、50kmの行程でした。


さて、一旦家に戻り、子供が学校から帰って来るのを待って午後は低山へ。

今回は天狗鳥屋(てんぐとや)(365m)へ。
宇都宮の有名なハイキングスポット、古賀志山の手前に連なるピークの一つです。

面白いですね。山の名前は普通何とか山、とうようにたいがい山の文字が最後に来るものですが、天狗鳥屋山ではなく天狗鳥屋なんです。

14時丁度くらいに登頂開始。

  

赤川ダムの森林公園駐車場へ車を止めて、フィールドアスレチックが登山ルートに配置されている「トリムコース」から取り付きます。

所々にフィールドアスレチック設備が配置されているだけあって、道もよく整備されています。
やがてコースから離れて、山道っぽくなり進むこと15分位で山頂に到着。


  

山頂は木々に阻まれご覧の様子。(写真右)は古賀志山
で、ここから少し西側へ降りた所ににある「コブシ岩展望台」が唯一眺望が開ける箇所。


  

ベンチもあるここで、古賀志山、赤川ダム方面を眺めながらしばしの休憩です。
赤川ダム周辺は人出が多く結構賑やかな為、下から色々な音が聞こえてくるのがいまいちでしたが、標高もそれなりなのでまぁ仕方がないでしょう。

下山は山の北側を廻り、途中鞍掛山方面の縦走路を見やりながら、林道長倉入線の行き止まり地点へと辿り林道を1Km程歩いて駐車場へ到着。3時を少しまわっていたので、約1時間ちょいの行程でした。

僅かな距離と時間、高低差もさほど無いわりには結構山の雰囲気が楽しめました。
次回は是非ここから鞍掛山への縦走路を歩いてみたいものです。


  

(写真左)林道長倉入線  (写真右)右側のピークが天狗鳥屋{おそらく}

2007年01月08日

記念すべき第一歩「鞍掛山」

 鞍掛山(標高492m)といえば、我が家で墓参りに行く時にいつも通る道、新里街道が大沢方面へ抜ける途中にあるトンネルの真上に鎮座する山です。遠くからの山容は、さも馬具の鞍がかかったような感じでうまいネーミングと唸らされます。

 さて、山歩きを伝授された親父を偲んでというのは偶然の一致としても、リターンハイカー初回山行はこの鞍掛山と相成りました。

 山頂でコンビニご飯を食べようという予定でちょっと早めに自宅を出発。目的の登山口までは事前に道も調べていたので30分位で難なく到着です。

  

登山口の少し手前の林道入り口ので撮影。
(写真右)うーーん。もう行き先表示板がこんなになっている。この先ちょっと不安ですね。


  

 登山口近辺には数台の車が止まっており、先客の居ることを確認してまずはほっと一息。
(写真左)何故かほおっかむりした猿の置物があります。遠目に何かいるんじゃと一瞬ビビリました。
小さな鳥居をくぐってさぁ登山開始です。

 適度に枯葉が積もった木立の中を気持ちよく歩きます。ちょっと息が乱れてきたけど谷筋のせせらぎも心地よくまずは快適な登り出しでした。

ところがななーーんと。
道が途切れてる(^^;


  

正確に言うと、沢がルートになっている。(写真左)

 沢登りですかぁ?ビギナーだからちょっとまずいんじゃないの?とガイドブックを開いてもどうやら方向的には間違いなさそう。慎重に少し進むと奥の方に標識がありました。

 この僅かな沢登りの区間を通り過ぎるとまた登山道が現れてきてどんどん勾配がきつくなってくる。水平距離にして僅か1Km程度、高度差300mを一気に稼ぐ登りです。
 喘ぎながら登り、休みの繰り返し。そのうち上の方が開けてきたかなと思ったらガイドブック通りに手すりに鎖の急坂出現。(写真右)

もうこの時点で思いっきりグロッキーです。
ちょびっと登っては立ち止まってハーハーゼーゼー。写真で見るよりはかなりの急坂です。
パーティで登ったら絶対足引っ張るよなぁこの体力って 思いながら。

 露出した岩と上の方に尾根筋らしき感じが見えて来たのでそろそろ登りの終盤と思いつつ、あと一歩がどうしても踏み出せずに思わず大休止。


    

(写真左)
座っている自分の足元を撮影。この斜度です。スキー場なら横倉の壁ってとこでしょうかねぇ。
ペットボトルのお茶で喉を潤し息も整ってきたのでエイヤと最後の僅かな登りです。

やったーー。やっと尾根に出たぞ!
左手にある奥の院(写真中)で更にもう一休みしちゃいます。
ここまでくると木立の間から眺望が開けて精神的にも随分楽になってきました。
鼻歌交じりで尾根をつたい程なく山頂へ到着(写真右)

 山頂もこれまた木立の間からのみの景色ですが、ガイドブックで織り込み済み。更に東へ少し進むと若干尾根を降りたあたりに大岩が出現しました。2m程の岩壁をよじ登ると、ぱっと南側の展望が開けます。
{パノラマのつもりで撮ったのですが、ずれてますね}


 既に先客がおり昼食中。若干吹く風が強く冷たいけれど、ここでお目当てのお弁当タイムです。
車やバイクで峠から見る景色もそれなりに素晴らしいですが、やはり自分の足で稼いだ景色は最高ですね!

 下りは大岩から少しだけ東に廻り、先ほどの登りコースよりやや緩やかな道を下ります。
 落ち葉が敷き詰められてはいるものの、たまに露出している土がよく滑ること。
 転ばないようにと踏ん張るも、不摂生ですっかりなまった足腰が既に登りでダメージを受けており本来のクッションの機能がなかなか言うことをきいてくれない。まぁゆっくり行こう。転ばないように。


  

 程なく、行きの急登箇所への分岐(写真左)である地点へ到着。
 右へ僅かに寄り道すると、突き当たりの滝の脇に小さな祠あり。鞍掛神社(写真右)です。
 ご神体の写真も撮ろうかと思ったのですが、本当に小さな小さなご神体が祀られているほの暗い祠の中は何か厳粛なものを感じてカメラを構えることは出来ませんでした。

 やれやれ、無事車まで戻ったのが登頂開始から約1時間半後。記念すべき第一歩はなんとか無事に終了しました。
 体力は激減しているので無理は禁物。でもやはり山歩きは楽しいという事を久々にかみしめることが出来ました。

さぁ、次はどこの山だ?



帰りの道路でふと振り返った鞍掛山全景

リターンハイカー?

 昨年からちろちろと思っていた事の一つ。

「山登りがまたしたい・・・」

 子供の頃のレジャーの思い出といえば、山歩き+バンガロー泊が常で、今思えば随分父親にはあちこちに連れていかれたものでした。

 今更説明の必要などないですが、山登りというのはとても地道なレジャーです。
10歳そこらの子供にとってはもうちょっと派手な遊びもしてみたいと思うこともままありましたが、思えば街中の喧噪に馴染まない現在の自分というのは、今は亡き親父によって造り込まれたという事に気が付いたのでした。
 そんな訳で、齢を重ねるごとに野山への懐古は増す一方で、バイクに乗っても高速をサクっと移動するよりも、遅くても鄙びた山峡を訪れるのが楽しみになっている昨今です。

 去年、一昨年は念願のバイクリターンも叶い、とりあえず一段落もした事だし(勿論バイクはこれからも乗り続けますよ)今年は久々に山登りにチャレンジしようと思います。

・・・と言い切ったのは良いのですが、会社の階段を3階まで登るだけで息が乱れる程度ではとてもとても登山なんぞは無理。まぁそれに本格的な登山はどう頑張っても無理そうだしそんなに自分にストイックになる自信も無いしね。 それならば無理せず安全な低山専科でいこうと思ったわけです。

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    栃木の山とその周辺の低山を巡る日々「里山逍遥」。もぉ、このタイトル見ただけで直ぐに相互リンクを申し込んでしまいました。新田次郎さんと飲んだことがあるという凄い方です。登山に対するフランクな考え方も共鳴できます。
  • リンゴの叫び!
    季節の移ろいと自然の姿に心惹かれるブログ主さんの記事は、山好きな人ならきっと共感することと思います。自分も長い間隠れファンでしたが、この度相互リンクさせていただきました。
  • 北関東の山歩き
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  • PIAN PIANO.
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