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2012年02月 アーカイブ


2012年02月26日

珠玉の薮尾根と大倉山



-- 『GPSMAP60CSx US版』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --
※当コースは全て一般登山道ではありません。参考にされる場合は必ず自己責任でお願いします。

 まだまだ雪遊びの時期だと思っていたのに、土曜日は湿った春の雪が宇都宮に降った。やがてみぞれから冷たい雨に変わってしまったが、メッシュ予報を見ると日光や県北も雨予報だったので果たして山の状態や如何に。良い状態でないのは想像に難くない。そんなこともあって、今季まだ履いていなかったスノーシューの予定を取りやめて、薮歩きの腹案を実行することにした。

 今回のお題は粟野と西方(にしかた)の境界にある大倉山と、その東西に伸びる尾根歩きである。この尾根筋は標高こそ300m~500mと決して高くは無いが、宇都宮西中核工業団地から累々と西へ伸長し、谷倉山を超え遥か前日光方面まで稜線をなしていく、その端緒の部分になる。

 もう既に何回偵察を重ねたことだろうか。林道『真上男丸柏木線』に入り、通過痕がまったく無い綺麗な雪の路面にパジェロミニを進める。つづら折れを重ねて峠が近づくと、低い所に発生したガスが覆う風景が拡がる。まるで雲海のようで美しい景色である。

     
バージンスノー    後方に綺麗なタイヤ痕    雲海たなびく

 林道の最高標高点、峠に自転車をデポした。此処が今日の徒歩によるゴール地点となり、下山後は林道を一気に駆け降りて車のデポ地である真名子集落まで約9Kmのサイクリングとなる。
 基本的に下り一辺倒なので体力消費は殆ど無いはずだが、一箇所だけ標高差50m程度の峠超えが待っているのがやや心配の種である。

 今回真名子集落から目的の尾根に到達するにあたり、過去の偵察で数ヶ所候補を検討していた。随分悩んだ末に選出したポイントだがさてどうなることだろう。
 取り付き地の裏手は墓地でここが一番楽に侵入できそうな雰囲気であったが、流石にバチあたりな感じがしたので少し外して横手から取り付く。駐車地脇の寺を城郭のようにぐるりと囲んだ187mP付近は想像通り激しい薮で、薮慣れした自分でもかなり手強い。

     
こちらへ駐車させていただいた    この少し奥のほうから取り付く    序盤は想像通りの檄薮

 足元を見ると小動物の獣道が縦横無尽に走っており、動物達がやすやすと通過している模様。残念ながら人間が通過するには薮の高さが足りない。時折ふと途切れてほっとすることもあるが、すぐにまた泳いで進むような薮が待ち構えている。

 187mPからしばらく東に進む。北側眼下には取り付きに最適と思われたポイントがあるが、こちらは行き止まりの道に民家が一軒、私有地の雰囲気が濃厚なのでパスしたのだ。飼い犬が敏感に反応して吠え立てる。姿は見えぬが、遥か頭上の稜線で薮を払いのける侵入者に敏感に反応しているようだ。

 目論見の地点で進路を転換して一旦谷に降りる。枝尾根に取り付いて主稜線へと詰めていく。高度を上げるに従い段々と薮も薄くなり歩きやすくなってきた。

     
たまに緩むも行く先容赦無し    薮は続くよどこまでも    幾らか薄くなってきた

 主稜線に突き上げてみると、どうやら滅多に歩かれていないようで、道形の形成はほぼ無し。踏跡の痕跡も獣道程度である。あるがままの姿に静置されている自然林の尾根は荘厳で美しい。歩けるのは今の時期しかないだろうが、初夏の候、むせ返る程の新緑で埋め尽くされた光景を想像するのもまた楽しい。

     
尾根に乗ればすっきり    自然林の尾根は美しい    左手にもう一本の稜線が見える

 途中の小ピークで一箇所進路ミス発生。全く正反対に進んでしまった。眼下の集落が視野に入ったのですぐ気がついて登り返したが、この後は小ピークに至るたびに、GPSで現在地の確認を行って地形図とコンパスで進路精査を慎重に重ねる。地形図で見ると一見簡単そうな尾根筋だが、踏み跡がまったく無いので正確な方角取りと尾根形探しが重要。ぼっとしていると、微妙な派生尾根に引き込まれてしまう可能性が非常に高い。

 大倉山の山頂手前、標高差約100mの区間は右手が植林帯、左手がうるさい薮となる。潅木あり笹薮ありススキありとバリエーションに富む薮の急登をこなすと山頂の南の肩へ到達。真名子の集落や歩いてきたルートが良く見渡せるので気持ち良い。天気予報では晴れマークだったのに一向に日差しが出てこないのが残念ではあったが、こんな薮山だけに展望が開けると嬉しいものである。程無く一投足で山頂へ到着した。

     
道なき尾根を詰める    山頂手前で再び薮がうるさくなる    珍しい笹薮
     
ススキは意外と歩きやすい    登ってきたルートが一望    山頂

山頂より478mP方面

 山頂の北西方面は広大な伐採地となっており独特の景観が形成されている。広々とした開放感溢れる眺望は、見通しの効かない薮道をコツコツ登ってきた者にはかなりありがたい。しかしながら、丸坊主にされてしまった山を見るのは実は悲しい事なのだ。

 昼食をどうしようかと思ったが、遠く見える谷倉山、そこに至るルートにもまだキツイ登りがありそうだ。もう少し進んでからにしようと決めた。

 山頂から一旦真西へ急降下。眼下の伐採地のヘリ沿いにコルを目指す。その向こうには樹に覆われた478mPが小さいながらも毅然としてそびえる。標高差は殆ど無いが、途中のアップダウンは地形図で見るより遥かにありそうな気がする。この先のルートもなかなか骨が折れそうである。振り返ると台形状の大倉山は頭頂部が岩に覆われていたことを知る。実はこの岩がこの後のコースの鍵となるのだ。

     
これから向かう478mP    大倉山山頂    伐採地脇を登る

大倉山を振り返る

 伐採地より離れ、再び自然林の尾根を進んでいくと行く手を大岩が遮るようになってくる。到底超えられそうにない岩は右に左にと巻き、目を凝らすと獣達が巧みにルートを形成しているところはそれに従う。大倉山から西の領域はそれまでとは一線を画した荒々しい岩尾根なのである。

     
伐採用ブル道の模様が面白い    再び自然林の尾根    巨岩が尾根を遮る

 緊張感溢れるルーファン(ルートファインディング)と、連続する岩場処理。精神的にも疲れが溜まってきたのでそろそろ大休止が必要だろう。478mP一つ手前の470m級Pにザックを降ろし昼食とした。梢越しに見える谷倉山の伐採地がだいぶ大きく見えてゴールに近づいた事を改めて実感する。

     
次々と岩が出てくる    突拍子も無く社有地の杭    昼食の470m級P

 再スタート後の478mP手前も再び巨岩が行く手を遮る。右手は垂直の壁になっておりなかなかの迫力だ。とても巻くどころの話ではない。左手はやはり獣道が上手に巻いている。ネットで見たレポートもここを通過した人はみな獣道の巧みさに感動しているが、自分もまったく異論は無い。

     
谷倉山伐採地がだいぶ近くなってきた    再び巨岩、左手を巻く    右手は巻くどころではない

 一つ岩を超えた向こう側にピンクリボンを発見する。とかく人の気配が希薄なこのコースでピンクリボン見ると、やおら加勢を得たようで心強い気がする。薮好きな者の足跡ありやと思うと愛おしいものである。
 478mP末端は岩頭になっており、見はらす先には更に進むべき500mPに至る道無きルートが全貌をさらけ出している。

 岩頭からは下巻きながら急降下。尾根形が不鮮明なのでコンパスで決めた方角を外さず一気にコルを目指す。やがて薮に阻まれた小ピークを過ぎると岩尾根は姿を消していく。

     
赤テープ発見!    478mPから向かう500mP    岩よりはましかな?

 500mPに近付くとしだいに稜線の幅が広くなる。左手が植林帯、右手は自然林。足元は薮も無くすっきりと歩きやすい。昨日の雪が少し残っていて多少滑りやすいが、ここまでの経路の緊張感からすればとてつもなく穏やかな並木道である。登りつめた所にあるひっそりとした500mPから下降すればようやくゴールが見えてきた。

     
500mP手前は一変しておだやかな登り    ひっそりと500mP    ゴールが見えてきた

 当初計画ではこの自転車のデポ地から車道を挟み、更に谷倉山を踏んでフィニシュとするつもりだった。この林道の峠から谷倉山へのルートは林道が工事中の頃より是非にと思っていたのだが、今回は体力気力切れということで次の機会にゆずることにしよう。地形図を眺めていると、谷倉山近辺は実にいろんなコースが考えられるエリアなのだ。この箇所を歩く日もそう遠くない将来にきっと訪れることだろう。

 さあ、残りは自転車で駐車地まで帰るのみ。ずっと下り坂だからお気楽なものだ。快適なサイクリングを楽しんで行こうではないか。
 途中の小さな峠超えは序盤こそ元気に漕いで進むも、すぐ脚が廻らなくなってくる。降りて押したほうが断然早い。それでも下りに転じれば爽快そのもの。頬を切る風は思い切り冷たいが、心の中に温めていたルートを歩き通せた充実感が体中を巡り少しも寒さを感じることはなかった。

     
谷倉山はスタミナ切れで次回    自転車が待っていた    車の回収へ約6Kmのサイクリング


概略コースタイム
駐車地発(7:43)-187mP(8:01)-主稜線へ合流(8:45)-286mP(9:28)-大倉山(10:43)-
470m級P(11:41)-昼食休憩-行動再開(12:16)-478mP(12:40)-500mP(13:55)-
林道接合自転車デポ地(14:10)-自転車-駐車地着(15:11)

2012年02月19日

赤薙山


-- 『GPSMAP60CSx US版』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --
赤薙山の過去の記事
  2010年8月29日 女峰山を目指して
  2009年5月9日 快晴の赤薙山と丸山
  2008年9月13日 久々の山行にグロッキー
関連山行
  2011年2月19日 雪の丸山に登る
  2007年7月8日 雨の丸山を登る

 丁度一年前の同日、霧降高原スキー場跡から丸山に登った。
 その時に、赤薙山へ至る道筋の雪の感触を掴んでいたので今年は是非赤薙山の山頂を踏んでみたいと考えていた。
 霧降高原近辺は基本的に太平洋側平野部の天気が支配するエリアである。冬の西高東低の気圧配置では晴天に恵まれる。だが、日本海側でどっさり落とした雪の名残が此処にもそれなりに降るので、適度な雪と快晴と、冬の赤薙山は実はいいとこ取りの山なのである。


 外が白み始める頃に自宅を出発すると、大谷川の向こうに現れた日光連山が朝日に赤く照らされている。これから向かう赤薙山の頂きに思いを馳せると心持も自然と高揚する。
 今年は雪が少ないのか、旧霧降道路も標高1,000m付近までは路面にまったく積雪が無い。圧雪路を慎重に進むとやがて旧第三駐車場へ到着。去年は駐車場の入口が閉鎖されていたが、現在工事関係車両用に駐車場が開放されているようだ。

 道路をまたぎ、建設中のロッジ(旧リフト乗り場あたり)脇で足回りを整える。念の為にスノーシューも持ってきたが、雪質を見て不要と判断して車に残置した。
 本日の装備はワカンの下に9本爪アイゼン(6本+横3本の変わった軽アイゼン)である。同時装着は今日が初めてだが効果は如何に。

 取り付きのトレース痕はあちこちに付いているが、主にバックカントリースキーのもののようだ。いずれも昨日かそれ以前か。半分雪に埋もれつつある痕跡を追い、本日の初トレースを刻んでいく。

     
真正面にこれから登る赤薙山    今日の装備はワカンの下にアイゼン    元スキー場の最下ゲレンデより出発

 リフト(スキー場)跡地の遊歩道化整備は着々と進んでいるようで、真新しい案内板などが整備されている。脇には木製の新設階段があり、完成後は今歩いている下が日光キスゲの花畑となるのだろう。ゲレンデを横切るコースなども設置されているようで完成後が楽しみだ。

 雪は適度に締まっていて概ね良好。油断していると時折脛あたりまで潜りながらも、表面がささくれだった硬い箇所を選ぶと沈まず快適に登っていける。斜面一杯に屈託なく描かれているバックカントリースキーヤーのシュプール。営業中のゲレンデでは味わえない爽快感できっと滑っているのだろう。

     
新ハイキングコースが整備されている模様    ザクザクと登る    我が足跡

 斜度のきつい旧第四リフトの区間は昨年同様に辛い登り。何度も何度も立ち止まりながら登っていく。今日は早立ちだから時間の貯金は充分。体力温存、のんびり確実に行くべし。

 最後の急斜面をこなしてキスゲ平へ。今日の本命、赤薙山とそこへ続く雪の稜線がいよいよ姿を表す。

     
快晴なり    キスゲ平までもう少し    キスゲ平到着

 ザックを降ろしてしばし休憩としたが、流れる雲が一瞬太陽を覆うと見る見る間に体が冷たくなってくる。

 この先、焼石金剛までは比較的緩斜面なので楽に登って行ける。先人のトレース跡も所々雪で覆われ消えては現れ。ゲレンデ同様、表面の風紋が鋭い所を選んで歩けば踏み抜きも無い。たまに踏みぬいてもワカンが効いていて心強い。焼石金剛付近の夏道は岩と笹で案外歩きにくいものだが、一面が雪に覆われている今の季節のほうがルートに気を使わなくてすむ分歩きやすいと感じた。

     
   山頂と直前の痩せ尾根    焼石金剛から

 山頂直下にある樹林帯手前の痩せ尾根が見える。夏道で歩くこの稜線は景色がすこぶる良く、赤薙山登山の楽しみと言ってもよいだろう。南側に広くえぐられた斜面は、この季節、純白の雪に覆い尽くされ目も眩むばかりである。

 この痩せ尾根に雪庇があるというのを山レコの報告などで読んでいた。今日も、ここの状況によっては撤退も充分視野に入れていた。

 一箇所目に突き当たった雪庇は右手にトレースあり。北側の樹林の中を縫って進む。やがてトレースは再び稜線へ引き戻され、足幅程度の所を伝っていく事になる。雪の表面は硬くもなく新雪でも無く丁度良い塩梅にワカンが噛む硬さ。少し蹴り込んでみても下層がクラストしている感じは無い。ゆっくりと一歩一歩慎重に進む。やがて樹林帯脇にある道標地点に到達してほっと一息である。

 樹林帯の中は雪付きも少なくてきっと楽だろうと考えていたが、案外これが甘かった。夏道と違ってトレース痕はほぼ直線的に付けられている。急斜面になると、前爪が無いアイゼンなので滑りやすく大変登りづらい。苦し紛れにトレースを外すと踏み抜いたりするので、大人しくトレースを追うほかないのだ。危険こそ少ないが、体力を思いの外奪われ今日一番の難所だったかもしれない。

     
痩せ尾根注意    樹林帯入り口でほっと一息    夏道では見られない光景。ここを登っていく

 女峰山方面へ向かう巻き道もご覧の通り。トレース痕のかけらも無いこのルートは北側にあるので、下手に突っ込むのは自殺行為であろう。

 夏道で記憶鮮やかな、道を塞ぐような倒木くぐり。次に大岩を見るとやがて山頂の鳥居が目に入った。無事赤薙山へ到達である。

 とりあえず山頂は素通りし、かなり薄いトレース痕を辿って西側の肩に進んでみる。奥社跡方面に向かう一つ目のピークへの道筋は、沈黙に閉ざされた感のある近寄りがたいものがあった。

     
女峰山への巻道も深く雪に閉ざされている    赤薙山西の肩より女峰山へ続く奥社跡方面    流石にこの辺は膝までもぐる

 山頂まで戻り思案した。景色の良い焼石金剛まで下って食事か・・・。痩せ尾根もある事だし山頂で腹ごしらえと鋭気を養ってから出発したほうが良いだろうと結論付ける。

 いつものメニューとコーヒーで腹を満たした後、樹の枝に脚が曲がる三脚をくくりつけて初めてセルフ撮りなるものにチャレンジした。その栄えある(?)第一作目が下の写真である。ポーズが硬い、表情が硬い(モザイク処理済なので読者にはわからないだろうが)、我ながらつまらない写真なのだがご愛嬌。色彩感覚に乏しい自分だが、こうしてみるとこのスッパッツの色はどう考えてもアンマッチで笑える。まぁ、恥を偲んでご愛嬌写真と一笑いただければ幸いである。

     
   初めてのセルフ撮り。笑える一枚    いつものメニュー

 食後は山頂の裏手から見える女峰山方面の景色を堪能する。眼下には、見えないが先日訪れた雲竜渓谷があると思えば感慨もひとしおである。

 このコースは帰路はひたすら下るだけ。滑らないように気をつけて、ご褒美のような景色を楽しみながら降りていく。稜線から見る風景は広大で素晴らしいが、雪のついた枝間から見る無雪の平野部も色彩的に素晴らしく贅沢な風景である。

     
女峰山黒岩、直下は雲竜渓谷    女峰山は険しく気高い    樹林帯から今市方面

 痩せ尾根通過は先程の自分のトレースがあるので幾分安心だが、依然気を抜くと危ないので神経質に進んだ。

 焼石金剛付近まで降りてくると、自分以外に下山方面の足跡が混ざる。対向した登山者は居なかったので、どうやら途中で引き返したようである。

     
痩せ尾根と高原山    北側も雪庇があるので油断出来ない    焼石金剛付近から

 キスゲ平付近では登ってくる登山者に遭遇。足元を見るとツボ足で、何も付けずによく此処まで登ってこれたものだと感心した。この登りの緩い区間で少し登っては休み休み。いささか疲れた足取りである。決して早い時間とは言えないだけに赤薙山の山頂狙いも如何なものかと思ったが、挨拶だけで別れたのは今となってはいささか心残りであった。

 程無く丸山方面からスノーシューの若者が降りてきた。合流した快活な彼としばらく会話を交わし、最後のゲレンデ下りに興じる。第四リフト跡はやはり急で、ワカンのテールに体重をかけるとスライドするように下降できるので面白い。尻餅をつくとそのまま数メートルくらいは滑落するが、此処は元ゲレンデなので怖いものは無い。ソリでもあれば滑降でもしてみたいものだ。

 登りで散々汗をかいた区間もあっという間に終了。昨年に続き無風快晴の好天に恵まれたことに感謝しながらゲレンデを後にした。

     
外山、鳴虫山、鶏鳴山、笹目倉山       駐車場まであと僅か

概略コースタイム
駐車場発(7:22)-第四リフト跡始点(8:04)-キスゲ平(8:43)-焼石金剛(9:49)-
山頂西の肩(10:47)-山頂着(10:57)-昼食休憩-行動再開(11:42)-焼石金剛(12:18)-
キスゲ平(12:47)-駐車場着(13:25)

2012年02月05日

快晴の雲竜渓谷

 見頃を迎えた雲竜瀑。
 今年はお誘いを受け、総勢20名弱のグループに参加する。

 自分は雲竜渓谷とは相性が良いようで、昨年に続いての好天。だが、あまりにも陽気が良く気温が高めだったので、氷瀑の状態は段々と衰退しつつあるようだった。雲竜瀑の中間部に大きなクラックが入っており、アイスクライミングで登っている人を見て肝を冷やした。

 今年の渓谷全般状況は、昨年よりは幾らか迫力には欠けるものの依然として見る人を圧倒させる力は充分。
 更なる寒波の到来で最熟成をするのか、あるいはこのまま春に向けて今季の寿命を全うするのか。
 また来年も是非訪れてみたい、そう思わせるに充分な魅力あるスポットである。

序盤の林道歩き 稲荷川砂防ダム監視所からの定番眺望

  雲竜瀑

   

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