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2008年04月 アーカイブ


2008年04月29日

アカヤシオを満喫、鳴虫山

-- 『e-trex Leggend US版』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成 --

 ほぼ一ヶ月ぶりの山行である。4月は体調不良やヤボ用が多くて、花の山行を逃してしまったかと残念な気持ちではあったが、まだアカヤシオを見ることが出来る日光の鳴虫山(なきむしやま){1103m}へ登る事にした。

過去の鳴虫山の山行記録はこちら

 

 予報では朝のうち曇でじきに日差しが戻って来るということだったので、なるべく遅く自宅を発ち10時過ぎに登山開始という予定で行動した。
 幾らか薄日が差してきた。車窓から見える日光街道沿いの山並みも、鮮やかな新緑が目に眩しい。

 目当ての日光図書館の駐車場に到着。既に満車だったが、僅かな隙間に何とか駐めようとしていたら、出て行く人がいてラッキー。図書館利用者ではないので、ちょっと後ろめたさを感じながらの出発である。

 中高年に人気の山という看板通りか、やはりアカヤシオの評判を聞いてか、いつもの自分の山行にしては大にぎわいの前後10人程度のハイカーに混ざりながら登っていく。どんよりした空で、天王山、神ノ主山からの眺望は今一つである。見える筈の男体山から女峰山への山並みは深く雲に閉ざされている。

 神ノ主山は、先客の親戚連れ(小学生や中学生の子供とその親たち)のパーティや中高年グループで賑わっている。そんなに狭くは無い山頂だが既に人工密度が高い。

     
民家脇の登山口    神ノ主山より    鮮やかな新緑が眩しい

 標高930m辺りからのアカヤシオをの群落、淡いピンク色で曇天の登山道を見事に染めている。ハイカー達も声を上げ足を止めてはカメラに収めている。去年備前楯山で見たアカヤシオも見事であったが、やはり比では無い。桜とはまた違ったピンク色。濃淡のある株が並んでいるのも良い。何よりも少し離れた向かいの山肌一面に咲いている様は「綺麗」という言葉を素直に発せずにはいられない。

 高度が上がってくると、大所帯のグループも増えてきて狭い山道は大渋滞だ。後で聞いたのだが、観光社主催のツアー登山のグループも居たそうな。げに人気の鳴虫山。まさにアカヤシオの季節は旬なのだろう。

     
見事なアカヤシオ       渋滞中
     

 団体さんにどうぞと言われて抜いたりしていたら、いつもより少し疲れるペースが早くなってきた。直下の登りに喘ぎながらも山頂到着。いやー山頂にも人が居る居る。あんなに沢山の人が食事を取っているのを見たのは古賀志山以来か。いやそれ以上だろう。自分のスペースを確保するのも一苦労だ。生憎の天気で正面にドカンと見える筈の男体山の姿が無い展望台だが、お花見客よろしく今日は沢山の人達で埋め尽くされていた。

 あまりにも人が多いので食事休憩もそこそこに、せき立てられるようにして山頂を後にする。下ったり登ったりを幾つか繰り返して合方へ到着。今日の下山コースは独標方面へ廻らず、合方より南に直下して銭沢不動へと降りるコースを予定している。途中急な下りがあるようだが、情報によると道ははっきりしているそうだ。

 銭沢不動への入り口で暫し立ち止まっていたら、50歳半ばくらいの単独行の女性に声を掛けられた。この女性、登山口から抜きつ抜かれつしながらほぼ同じ場所を歩いていた。
女性は銭沢不動コースが気になるらしく、傍らの私にこちらからでも日光の街へ降りられますよねと尋ねてくる。私は予定通りに此処を降りる事を告げると、是非一緒に行ってくれないかと頼まれる。傍でこのやりとりを聞いていたやはり60過ぎであろう夫婦者、我々も自信が無いので一緒させて貰えないかと。

 聞けば夫婦のご主人は、以前このコースで道を間違えて沢を降りて滝に行き当たった経験があるとか。さてさて、鬼退治に行く桃太郎がにわかに部下を付けたような気持ちになった私はちょっと複雑な気分。もとより詳細な地図とGPSのポイント入力は済ませてあるのでそうやたらに道に迷うことはないのだが、それにしても何かあったらと思うとちょっと荷が重い。

 単独行の女性は先ほどから足捌きを見ている限りは心配無いだろう。何よりも一人で山に来ているのだからそれなりの覚悟もあるだろう。そんなことを考えながらも即席4人パーティは銭沢不動への急な坂道を下っていく。

 整備された鳴虫山の主縦走路とうって変わって静かな山道だ。銭沢不動への紅白ツートンの道標が時々見られるが、所々踏み跡も薄くなる。地図を頻繁に出しながら進むが、尾根を外さなければ大丈夫だろう。

 途中ロープが張られた急下降があった。降りきった所で後方を見ると、単独の女性は難なくクリア、夫婦の奥さんが若干手こずっている。歳なのでご主人とて滑落などされたら大変だと心の中で気を揉むが、時間は掛かったものの二人とも慎重に降りてくる。

     
鳴虫山頂上    銭沢不動コース途中の石祠   

 897mピークの方に一旦引き込まれそうになったが、進路修正をして尾根を乗り換えて何とか下降ルートに定着したようだ。はじめ、巻いていた道もやがて谷を直接降りる荒々しい道へと変わっていく。ここも足元が滑りやすい。
 下の方から声が聞こえてきた。どうやら同じルートを降りるグループが他にも居たようである。人でごった返していた主尾根から逸れて静かな4人行だったが、はじめて他グループと合う。私もにわか先導としての任の重さが少し軽くなりほっとした。

 程なく銭沢不動のお堂へ到着。ここから下は修験道らしいが、今でも修験者の往来が頻繁にあるのだろうか、そこそこ道が整備されている。それまでの緊張感溢れる下りから解放されて後は市街地までの一歩きである。

 日光宇都宮道を走る車の音が間近に聞こえてきた。道路をくぐると発電施設の芝生へ到着。即席パーティもここで解散だ。「またどこかの山でお会いしましょう」と、軽く挨拶をして別れた。

     
谷筋の急な下り    銭沢不動    大谷川添いの桜

概略コースタイム
駐車地発(10:06)-天王山(10:18)-神ノ主山(10:40)-892mピーク(11:06)-1058mピーク(11:44)-
鳴虫山頂上着(12:08)-昼食休憩-山頂発(12:25)-合方(12:45)-銭沢不動(13:57)-
発電所(14:14)-駐車地着(14:43)

2008年04月27日

新大久保deごはん

 今月は山ネタが無い!

 そろそろ腹回りが気になりだしてきたので是非歩きたいところなのだが、何やら東京に住む息子絡みで今日も新大久保界隈に出没する羽目になってしまった。

 我々夫婦にはもはやお馴染みになってきた新大久保の韓国街。今日も何か変わったもの、刺激のあるものをと狙って・・・

 韓国じゃこんなメニューがあるかどうか知らないが、「石焼きチーズイカ丼」というのにチャレンジしてみた。
 甘辛濃厚なグチャグチャした感じだが、他の韓国料理同様有無をも言わせぬ強引な味付けとでも言おうか、「どうだぁ!食えるかこの味。思い切り食ったら旨いぞぉ。食えば俺もアンタも兄弟。俺の物はアンタの物。アンタの物も俺の物。細かいことは気にしないゲンチャナゲンチャナ(※注1)。」
 韓国料理っていつもこんな感じが漂っているって思うのは自分だけだろうか。

(※注1)ゲンチャナとは「OK」「大丈夫」「気にしない」とか、そんな感じの意味

 食後に、バッピンスというかき氷の上にいろいろ乗っかったデザートを食べた。味のほうはなかなか美味であったが、ビジュアルのほうは期待を裏切らずにこちらもパンチ充分。2人で一つ頼んでも食い応えがある。盛りつけの内容はいろいろバリエーションがあるのだろうが、現地では夏の風物詩的に必ず食されるものらしい。ちなみに我が家でソウルに行った時も全く日本語が通じない店で食べた記憶が・・・

 店を後にして街を歩いていたら、ふと目にしたもの。(下写真右端)
 直訳すると"過ぎ去ったDVD"? 放映済み映像の事? 使用済み? ダビング済みのDVDが山積みで無造作に店先に並んでいる。
 いずれにせよ著作権とかそういったものを超越しちゃった感じはムンムンしている。味覚も刺激的だがこちらもなかなかである。

     
付きだし    石焼チーズイカ丼   
     
バッピンス    こんなお店    1000ィエンだそうです

2008年04月20日

今日の出来事

 先週末は風邪で家に籠もりっぱなしだったので、今週末こそはと思っていた。咳がなかなか抜けなかった一週間だったが、徐々に復調するも今度は天気の方がどうにも優れない。
 結局予報通りに晴れ間がのぞきだしたのが日曜の午後過ぎで、結局今週も運動不足解消に出かけることはかなわなかった。

 まぁ、天気の悪いのは承知の介だったので、シーズンに向けて今日はバイクのオイル交換でもしようと思い、事前に購入しておいたHONDAのULTRAG2を5缶、南海部品で入手のオイルフィルターを並べていざ作業開始。

 流石に4回目(フィルター交換は2回目)のオイル交換ともなると手慣れてきて不安の無い作業進行だ。1回目はドレンボルト破損という大失敗、2~4回目はオイル量過多で調整の為、抜き取りあり。

 過給油の原因は、GSXのオイル量が半端ではないのでつい判断ミスをするからだ。規定量4,200ml。フィルター交換時はマニュアルによると4,800ml也。だが、この数字に惑わされると失敗する。なぜなら、ドレンボルトから時間を掛けてオイルを抜いても、オイルフィルターを外しても、実はオイルクーラーに相当大量のオイルが滞留しているようで、これが落ちてこないのでどうもマニュアル通りの量が充填出来ないようなのだ。

 オイル交換の手順はごくごく当たり前に、

 1.ドレンボルトを外しオイルを抜く

 2.今回はオイルフィルターも交換なので、こちらも外す

 3.10分位かけて充分抜けたところで、ドレンボルトとオイルフィルター装着

 4.まず4Lをどんどん入れていく。点検窓の下側ぎりぎりの所まで油面がくる

 5.軽くエンジンを回して、更に100ml入れる。エンジン掛ける->油面チェック

 6.この繰り返しで、結局4,600mlで丁度点検ゲージの半分まで行くようになった

 うーん、今回は納得のいく仕事内容であった。メデタシメデタシ。

 で試走に行って見る。

 シフトフィーリングも良いしOKだろう。油面が気になったので平らな所でセンタースタンドを立ててチェック。

 おや!何でこんなに上になってるの?

 っていうか上限とっくに越えてるし、今回も失敗かぁ。

 家に帰ってすぐオイルを抜きたい気持ちを抑えて(ここで抜くとヤケド+全抜きで悲しい事態を迎えることになるのでじっと我慢)、1時間後に作業開始。

 オイルパンを下に置いて、緩めたドレンボルト慎重に慎重に回す。ここでスコンとネジが落ちたりするとパニックになるのは必至なので、"垂直鎖場落ちたら谷底へ真っ逆さま"並の慎重さ(何という例えだ)でネジを外してオイルがドバっと流れたら、それ!ネジを締めろ!

 1回目は少し慌て過ぎたので少ししか抜けなかったが、2回目である程度の量が抜けた。点検窓を見ると丁度良い感じまで下がっている。一旦エンジンを掛けると点検窓のオイルがスーッとエンジンに吸い込まれていきあっという間に見えなくなる。1分程してエンジンを切ると魔法の用にまた油面が戻ってくる。面白い。

 念には念をいれて、再度数Km程実際にバイクを走らせてきてまた油量を確認すると先ほどの半分より上になっている。上限まではいっていないのでまぁOKなのだろう。

 結局300ml近くは抜いたので、オイルフィルター交換時とて4,300mlとなる。確かにオイル量が1,000mlにも満たない車種では300mlの差は大きいが、一気に4,000mlは呑み込んでしまうエンジン故、100mlやら200mlでは微調整のような気がしてしまうのだ。それにしてもマニュアルの4,800mlという記述は一体何なのだろうかとも思う。

 どうも、過給油のジレンマから抜け出せないが、ふと思いついた点が二つ。

 オイルを抜いた時、5分位暖気はしたものの抜いたオイルがぬるま湯程度の温度であった事、センタースタンドを掛けたまま作業を行ったこと。

 課題

 1.機関全体が充分暖まるまでエンジンを回してから抜く(実際に軽く走ってくる)

 2.抜き終わりはセンタースタンドを外して車体を斜めにする。

 3.点検窓下限まで充填したら一旦試走して様子を見る 


 この次はなんとか納得のいく作業になるかなぁ
 でかいバイクはメンテも難しい┐(´~`)┌

2008年04月06日

花見


 喜連川の桜を母親に一度見せたいと思っていた。なかなか開花のタイミングと休みが合わなかったが、今年こそはと家族3人+婆ちゃんで出かけてきた。

 満開には今一つではあったが、桜の木の下で食べる食事はやはり美味しい。日本人ってなんでこうもお花見好きなのだろうね。

 食後の腹こなしに周囲を少し散歩した後展望台に登る(エスカレータで)。
 春霞で遠望は効かなかったが、流石360度パノラマ。入場料300円は仕方がないかな?(笑)


     
お丸山公園    喜連川市街地   

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  • リンゴの叫び!
    季節の移ろいと自然の姿に心惹かれるブログ主さんの記事は、山好きな人ならきっと共感することと思います。自分も長い間隠れファンでしたが、この度相互リンクさせていただきました。
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    バイク仲間であり山仲間のなおさんのブログ。ブログ名のPIAN PIANO.(ピアン ピアーノ)は、イタリア語で「あせらず、ゆっくり」という意味だそうです。

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