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2007年07月 アーカイブ


2007年07月22日

暇つぶし

 あと数日で梅雨が明けるそうだが、週間天気予報を見ても今ひとつはっきりしない天気が続きそうな感じだ。

 今週末もアウトドア派にとっては軟禁と呼ぶにもふさわしいインドア活動を余儀なくされる。もっとも遊びすぎの身には丁度良い"お湿り"。遊びもほどほどに体を安めなさいということかもしれない(笑)

 で、ブログネタに枯渇してしまって思いついたのが、壊れたハブの分解。
ハブが何たるかはここで深く説明はしないが、要はパソコンのネットワーク(LAN)を中継で繋ぐ機械である。最近の製品は安いものでもスイッチング機能という無駄なデータが流れなくて高速に機能するものが主流で、その内部のメカニズムは如何に精密たるやという期待感があった。

 ここで取り出したるは、会社にて故障したバッファローの8口スイッチングハブ。モジュールジャックの受け口8個が取り付けられた基盤と、そこにヒートシンクが貼り付けられたCPUのような集積回路。そしてIC2個、コンデンサ10数個と表示用のインジケータ。他に独立した電源ユニット部。あっけなく、「こんなもんなんだねぇ」と拍子抜け。

     
分解前    蓋を開けて・・・    シンプル!

2007年07月14日

唐辛子ラーメン

 栃木TVの番組で以前見た大田原にある応竜という中華料理店へ、珍しい唐辛子ラーメンを食べに家内と二人で出かけた。

 辛いラーメンというと特に目新しいものではなく、その辺の店でも辛味噌ラーメンとかそういった類の品書きはよく見かけるが、ここ応竜の唐辛子ラーメンは、地元大田原特産の「唐辛子」を麺に練り込んでいるのが特徴。同様に「とんがらし餃子」のほうもやはり皮が真っ赤かである。

 あっさりした醤油ラーメンベースに、ほんのりラー油が浮かぶスープを口に含む。そしてビジュアル的には相当珍しい赤い麺をすする。見た目はまるで人参が練り込まれたパスタのような感じである。さぞ辛かろうと思ってちょっぴり用心しながら食べて見ると、じんわりとした辛さが舌にほどよい刺激を与えるが、他店で辛さを強調した攻撃的な味わいのメニューに比べればそれほどでも無い。むしろさっぱりした辛さを楽しむ事ができる味だ。もっとも、辛さにあまり強くない人の場合は結構ツライかもしれないが。

 餃子はというと、まったくラーメンと同じ設計で、皮と具にも唐辛子が練り込まれている。幾らか辛さは感じたが、餃子としての基本的な味はしっかり押さえながら、この"爽やかな辛さ"がより引き立て役となっていたように感じる。

     
唐辛子は大田原名産    麺に唐辛子が練り込んである    餃子も皮に唐辛子が・・・

2007年07月08日

雨の丸山を登る

 天気の良い季節でも霧の多いことで有名な霧降高原へニッコウキスゲを見に行くことにした。

 第三リフト乗り場に着くと、やはり濃霧で視界不良。今日のコースは第三第四とリフトに乗り継ぎ、丸山{1689m}から八平が原へ抜けて駐車場に戻ってくるプチコースである。今回は初めての家内との二人だけの山行になるが、なるべく簡単に歩けて花のある所。そして多少の雨(霧雨)でも風情のあるところということで、このコースに決めた。

 深い霧の中、圧倒的に大多数を占める一般観光客に混じりリフトを2本乗り継ぐ。我々は傘もカッパも防寒着も持っているのに、こんな霧雨の中、よくぞ皆あんな軽装でこれだけの高度地帯にやってくるものだなと感心。下りのリフトで降りてくる人達は一様に、寒さと先ほどからいくらか強まってきた雨足に表情も曇りがち。

 第四リフトに乗る前に我々もカッパを着込んでキスゲ平へ到着だ。晴れていればそれなりの眺望だろうに、というのは来る前からの織り込み済みなので言っても詮無き事。ニッコウキスゲとタムラソウの咲き乱れる様をしばし眺める。

 ここからはいよいよ山道になる訳だが、少し進んだ丸山分岐手前の広場でアクシデント発生!
 突然家内がステンと尻餅。何でもない場所だったのに運悪く泥に足を取られた模様である。ウォーキングシューズ故グリップが無かったのが原因であろう。透明のビニールカッパ(一応山用)に泥がべっとりとくっついてどこから見ても"転んじゃいました"状態である。

 今回は私もカッパを着込んで山に登るのは初めて。足許の悪い登山道も初めてなのでいつにも増して慎重に歩を進めていく。それでもあっという間に山頂へ到着だ。コンディションの良い時なら、キスゲ平からの丸山往復は小さな子供を連れたファミリーハイキングなどでももうってつけであろう。

 ガスで何も見えない山頂で簡単な昼食を済ませる。予定していた八平が原への下山ルートはガイドブックに急斜面ありとの記述があり、実際地形図を見るとさもありなん。先ほどの家内の尻餅の一件があったのでおとなしく往路を戻ることにした。

 山は登りより下りのほうが難しいとはよく言われることだが、今日の下りは実に難しい。帰りはいずれにせよリフトは使うつもりは無かったので、キスゲ平から先も登山道を歩いて下った。ツルツルの部分があちこちに待ち受けていて難儀する。それこそ一瞬でも気を抜いたら泥んこになるのは必至。真剣にルートを選び、藁にもすがる思いで樹の枝や根っこに世話になりながら降りていく。

 途中我々が感じたコース一番の難所とおぼしきポイントで、下から軽装で傘を差しながら登ってくる夫婦に出会って肝を潰した。山登りとはまったく無関係の格好でどうやってここまで登ってきてそしてまた下山していくのか。呆れて開いた口が塞がらないとはこの事である。

 第三リフト脇の登山道になると斜度はぐっと緩くなりようやく歩くのも楽になってきた。軽装の観光客がまた下から登ってくる。どうやら登山道周辺にニッコウキスゲの群生があるのではと思ってやってきたようだが、聞かれた先の状況を説明すると納得して程なくUターンした。この時期の霧降高原は、こんな雨の登山道までヒトに遭ってしまうものなのである。

 無事自宅へ戻り、早速家内のトレッキングシューズを買いに行った。これで次回から足の備えは一安心だ。かくして家内を山へ引きずり込む計画は「山登り」のように小さくても確実に一歩踏み出したのである(^_^)

 今回はGPSはザックにしまい込んで記録は無かった。また、コース自体も難しいところ危険なところも皆無であったが、次回訪れる時はリフトを使わずに登り、そして出来れば眺望を堪能し、八平が原周遊を家内と二人で果たしたいものである。

     
第三リフト    丸山 山頂    キスゲ平らの下山道標
「歩いて降りる人」と、ことわるところがいかにも観光地

2007年07月01日

フィットネスin男抱山

 どうも週末に思わせぶりに晴れ間がのぞくので誘惑的でいけない。 土曜日は仕事だったので良かったのだが。

 午前中の青空が見え隠れする時間帯に、先週のツーリングで濡れたカッパやその他装備をしっかり乾かして、ついでにバイクも洗車してしばし乾燥。
 昼頃から雲が多くはなってきたものの、天気予報やウェザーニュースを見ても広域的に雨雲は発生していない模様。それならば足腰のトレーニングにちょっとだけ登ってきましょう!と男抱山へGo。

 反時計回りコース(東回り)を立ち止まり休憩なしのノンストップ約20分で山頂到着。初めて登った時は40分かかったので我ながら脚力の進歩を感じることひとしお。
(というか以前が体力無さ過ぎ)

 頂上からの田んぼ風景は稲穂が充分成長して、一面の緑の絨毯。なかなか絵になる。今度は稲刈りの時期にまた登ってみたいものである。

 さて山頂で一休みして、今日は富士山への鞍部から北へ降りようと思い、山頂からどんどん高度を下げていく。もう一くだりで鞍部というところで、「ブーン」という重い羽音が聞こえた。
 スズメ蜂が道の至近距離で八の時に飛んでいた。距離的にはまだ5m以上は前方であったのと、蜂も単独だったのでこちらには気づいていない。取りあえず脱兎の如く今下ってきた急坂を一気に登り返す。単独行は静かなので周囲の音に集中出来て良いかもしれないが、グループだとこういう時に気が付くのが遅れるかも知れない。

 困ったな。あそこを通れないとすると今日はピストンで下山か。2~3分待ってゆっくりと偵察よろしく先ほどのポイントまで降りる。するとやや飛行ポイントが移動してはいるものの、やはり熱心に八の時を描き続けている。この時期巣作りの早い段階なのでそう凶暴な訳では無いと思うが、八の時に飛ぶということは何かを観察中に違いない訳で近くを通って刺激するのは得策でないと判断し撤退決定。

 いつも気になっていたのだが、山頂北側を巻く道があって、かなりしっかりした踏み跡がある。折角なのでちょっと覗いて見ることにした。

 20~30m進んでみても踏み跡は全く薄くならず、どんどん高度を下げていく。有る程度下がると明らかに植林地内の作業道のようである。下草が無いので足元も比較的安心だが、何せ直登(降)なので結構な斜度である。今日はGPSを持って来なかったが、この周辺は春先に外輪尾根を探検しており、また国道や高速を走るクルマの音が良く聞こえる。地形はほぼ頭に入っているので不安はまったく無くどんどん降りていく。

 途中、道から離れた樹の幹の枝わかれした所ににヘビがとぐろを巻いて涼んでいた。マムシでは無かったので気にせずスルー。一瞬写真でも撮ろうかと思ったがやはりためらわれた。山の中でヘビと空間を共有するというのも結構張りつめたものがある。

 一旦降りきったところで更に作業道が複雑に交差する。ここでコンパスで確認をしてR293方面を目指すと若干薄いながらもなおも踏み跡が続く。沢を越えるとやや広い所に抜け、向こう側に建物が見えてきた。「星降る丘キャンプ場」のようだ。

 結局鞍部から北に降りてきた道と合流したので、今回のルートはショートカットコースという訳だが、そのうちまた冬の低山シーズンにGPSを携帯して下ってみる予定である。

 男抱山のような登山者の少ないエリアは、夏の間は蜂やヘビなどの動物達、本来の住人達のものになっているのだ。運動不足解消に、手頃な男抱山をフィットネスクラブ代わりにしようという甘い考えは、どうやら山の住人達に却下されたようである。

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  • リンゴの叫び!
    季節の移ろいと自然の姿に心惹かれるブログ主さんの記事は、山好きな人ならきっと共感することと思います。自分も長い間隠れファンでしたが、この度相互リンクさせていただきました。
  • 北関東の山歩き
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